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卵子凍結に必要な期間

 実際に卵子凍結をするのに、どれくらいの期間及び通院回数を想定するべきか、私の体験を元にまとめました。クリニックによって方針は異なり、また、採卵手術の回数や卵子の状態によって違いはありますが、ご参考ください。

はじめに

 卵子凍結に必要な期間は大きく2つのフェーズに分けられます。

①情報収集期間←人それぞれ納得いくまでなのでバラバラ
②通院期間←病院の指示に従わざるを得ないのでFixされる

①情報収集期間

 卵子凍結を行うにあたり、病院選びや具体的な採卵プロセス・費用等について情報収集をする期間が、この「情報収集期間」です。数週間で納得する情報を得られる方もいれば、細かく調べて決心するまでに数年かかる方もいらっしゃると思います。
 私は、大体2か月くらいを情報収集に費やし、この期間に以下のことをしました。

  • 採卵プロセス及び費用の想定

  • ネットで気になった2つの病院へ足を運ぶ(うち1つに決定)

  • クリニックが主催している「卵子凍結説明会」へ参加(オンライン)
    ※説明会への事前参加がないと卵子凍結が出来ないところもある

  • 卵子凍結に関する本をチェック

 事前にある程度の情報を入れておくと、体調管理やタイムマネジメントがしやすくなると思います。

②通院期間

 実際に卵子凍結を行うクリニックを決め、必要な情報収集を終えたら、先ずは診察を受け、各種検査を行うところから具体的なプロセスが始まります。必要な検査が終わったら、自分の生理のタイミングに沿ってクリニックに指示された通りに通院し、採卵日(手術日)を迎えます。
 私は初回の通院から、採卵後の状態チェックまで計7回通院して1回目の採卵を終えました。その後2回目の採卵を行った際には、通院を再開してから、合計5回の通院で卵子凍結を完了しています。

具体的なスケジュールおよび診察内容をまとめました。

通院スケジュール(採卵1回目)

※注射・投薬マークはあくまでも目安です。 
※ピンクの矢印期間は通院タイミングをずらすことが難しいです。
※注射・投薬マークはあくまでも目安です。 
※ピンクの矢印期間は通院タイミングをずらすことが難しいです。

診察内容・所要時間(採卵1回目)

 不妊クリニックは待ち時間が長いケースが多いため、所要時間はあくまでも検査や処置に要した時間です。私のクリニックでは、混雑する土曜日などは3時間の待ち時間が発生することもありました。
 また、自己注射を希望しない場合には、上記に加えて、採卵日まで毎日注射を受けに通院する必要が生じます。

 参考までに2回目の採卵時のスケジュールもまとめました。1回目の採卵時よりも通院回数は少なく済んでいます。


参考) 通院スケジュール(採卵2回目)

参考) 診察内容・所要時間(採卵2回目)

まとめ

 情報収集期間や初回の検査をする段階では、自分の予定に合わせたスケジューリングが可能ですが、実際に採卵を行うフェーズでは、生理を含め、身体のタイミングに合わせてプロセスを踏むことになり、他の予定よりも優先度を上げる必要があります。
 上記の通り私のケースでは、1回の採卵で完全コミットが必要になった通院回数は5回、かつ、その期間は2週間未満でした。


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