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徳島そして広島へ ②

南海特級サザンの特級指定席は快適そのものだった。
シートを向かい合わせボックスシートにし、いよいよ出発だ。
車内は静かで振動も全く伝わらない。
(快適過ぎて写真撮るの忘れる)
サザンは和歌山市止まりで、和歌山港線に乗り換えになる。
ホームに着くと既に和歌山港駅行き電車が停車していた。
区間はたった一駅。でも、何故かしらローカル色が漂う。
最果ての地に向かうのでもないのに。
何処に行くのでも車での移動が可能になった現在だけに、
フェリー自体が特別な情緒を醸し出しているのかもしれない。
 

2両編成のワンマン電車


和歌山港行き電車
5分程で和歌山港駅に到着。


駅の看板

駅からフェリー乗場直通の通路を抜け車に向かう。

乗船する人はこの通路を通る
フェリーターミナル

受付を済ませ、車を乗船待機場に移動する。
待機場には既に10台ほどの車が乗船待ちで整列している。
私も車を最後尾につけた。
その横では地元の方と思われる人がのんびりと釣り糸を垂れている。
そこにもローカル色が漂う。

南海フェリーの勇姿  思ったよりも大きい

係員の指示に従って車を船内へと進めた。
私は家族と共に船室に移動した。
 

船中央部 先方の通路を抜けるとにシート並んでいる 後方には絨毯部屋 
自由にくつろげる。更に上階にはグリーン席がある

船内は想像以上に広い。グリーン席、一般のリクライニングシート、テーブル席、横になれる絨毯席、それにビジネスコーナーもあり、そこではキーボードをせわしく打っている。
私達はカウンターに座ることにした。
私も毎日パソコンで旅行記を発信したいと思っていたのだが、疲れて無理のようだ。
 
フェリーが出航した。
窓から見える風景が徐々に変化していく。
私と娘はデッキに上がった。
 

強い寒風が吹きこむデッキ 夏ならなあ

デッキには誰もいない。冷たい強風が吹き込み非常に寒い。
それにエンジン音も凄く長い時間は居られない気がする。
夏だったら、心地よい風に変わるのだろう。
船尾に行くと徐々に遠ざかる和歌山の港が見える。

徐々に遠ざかる和歌山港

進行方向 右手に目を移すと淡路島を臨むことができる。

淡路島 やはり大きい

前回、四国に行ったときは淡路島を通っていったことを思い出した。
大阪に住んでいた時は四国は割と近い感覚があったが、関東圏に住んでみるとやはり遠く感じる。飛行機利用がベストか。
でも、我が家のハプニング旅行はこれでいいのかもしれない。

和歌山を出航してから約2時間、徳島港に到着した。
途中、船上で日没を迎えるのを楽しみにしていたが、あいにくの曇天、
残念ながら願いは叶えられなかった。
私達は車に乗り込みフェリーを降りる準備を始めた。
やがて、降口が開かれ、係員の誘導に従い下船した。
そして、宿泊予定の徳島駅のホテルにチェックイン済ませ、夕食をとるために近くの店に入った。この店は予め娘が調べておいたものである。
店で食べた食事の面々。
これ以外にも何品か味わった。


スダチ入りコーラ


鳴門わかめ


阿波牛


鳴門金時 ホクホク

特に好評だったのはスダチ入りのコーラと鳴門わかめだ。スダチは酸味と香りが特徴で特に香りが素晴らしい。それと鳴門わかめである。娘曰く今まで食べた中で一番美味しいわかめだったとか。これも、強ち誇張とは言えないだろう。
食事の途中から雪が降りだし、瞬く間に路面が白く変化していった。
食事を終えた私達も滑らないように気を付けながらホテルに戻った。
そしてホテルの窓から撮った線路の様子がこれである。


駅のホテルだけに真下が線路 雪で白くなっている

・・・続く

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夢一文
私が書く文章は、自分の体験談だったり、完全な創作だったり、また、文章体も記事内容によって変わります。文法メチャメチャですので、読みづらいこともあると思いますが、お許し下さい。暇つぶし程度にお読み下さい。今後とも、よろしくお願いいたします。