「一億特攻」と「勇者ヒンメルならそうした」
いつの時代も、割を食うのはまじめで、優しい人たちなのだろうかー。
昨晩、NHKスペシャルで「一億特攻への道」という終戦ものの番組を見て、そんな思いを抱いた。
毎年恒例の「8月ジャーナリズム」で放送されたドキュメンタリー。成人にも達しない若者が特攻に志願していくまでの姿が克明に描かれていた。中でも驚いたのは、兵士が特攻を希望しているかどうかを「熱望」などの表現でランク分けしていた旧日本軍の資料が残っていたことだ。資料には兵士の氏名、技能などとともに特攻を「熱望」していたことが