【silent】第6話 世界は平等で不公平だって話。
silent、第6話の視聴率は7.9%
第4話は、野球の延長があったことから若干下がったものの
視聴率をじわじわ上げていっている。
(以下のグラフは視聴率の推移を表している。)
配信の再生数も過去最高を記録するなど、勢いが衰えない。
TVerのお気に入り登録者数も224万人を超えている。
第6話の主人公は、夏帆演じる”奈々”だ
初回から想との関係は何だろう?と思わせてきた彼女
想を見かけてすぐリュックを開けて話しかける彼女
わたしはそんな彼女の一生懸命さがとても好きだ
今日は彼女の世界をのぞいていこう
…今更だけれど
↓↓↓以下、ネタバレ↓↓↓
大学生の想
補聴器を使い始めたとき、同級生に耳元で大声で話しかけられた想
ーーーサッカーが上手いという話は広まっていたのであろう。
フットサルに誘われたけど断る想
ノリ悪そうだしいっか、やめろ聞こえるだろ、あっ聞こえないのか、
こういう悪口ほどよく聞こえるよね。
場面変わって、自転車に乗る想
パトカーに止められる、想のつけてる補聴器がワイヤレスイヤホンに見えたから。。。
「すいません」って謝るのにせつない顔の想
自転車は押して帰る想
歩いてる想しか見てなかったけど、そうか、自転車に乗るのも普通だよね
普通が消えていく想の世界、音だけじゃなくいろんなことがなくなっていくーーーーー
きっと救われた想のきもち
紬が3年前に湊斗に救われたように、想もまた奈々に救われたんだろうな。
そういえば出会いってなんだったんだ?を解決してくれる場面
就活支援セミナーに行くためのエレベーターで、奈々と想は出会った
セミナー終わり、奈々が手話で友達と話してるのを見つめる想
そんな目線に気付いて話しかける奈々
(髪長くてもかわいいなあ…!)
筆談で話す奈々、文字起こしアプリを出す奈々
…いまの想みたいだなあ
授業のこと、耳のこと、友達のこと
どんな話も聞いてくれる奈々
・補聴器つかいはじめたときに注意された話
・耳元で大声で話しかけられた話
・何度も謝っているうちに自分が悪いように思えること
・スポーツ推薦で入ったのに、部活も辞めなくちゃいけなくなったこと
・相談できるとこでも、悲しい顔して制度を教えてくれるだけ
静かに、話だけ、聞いてほしかった
・不安だってこと
・言葉にできなくて苦しいこと
奈々は、静かに話を聞いてくれて
・生まれつき耳が聞こえなくても幸せ
・音がなくなることは悲しいことかもしれないけど音のない世界は悲しい世界じゃない
言ってほしい言葉をくれたのは、奈々だった
苦しくて不安でしんどかったときに、生きていけることを教えてくれた
奈々と想の日々
出会ってから友達がいない想の唯一の友達として、奈々はいつも想を気にかけた
想は途中から聴こえなくなった人で、
最初から聴こえない奈々と勝手に線引きすることもあった
同じだって言ってくれてうれしくて、安心したのに、、、
聴こえる人、聴こえない人、どちらとも違うから線を引くしかなかった
場面は変わって
紬と想がお好み焼きを食べてるシーン
想に電話をかける奈々、
ビデオ電話じゃなく、普通の電話
紬にでてもらう想、電話を切ってしまう奈々
そんな奈々のことを
『ちょっとドジな子、高校卒業して唯一できた友達』と紬に話す想
ホントに友達?って思っちゃう紬ちゃん
あーほんとにちゃんと前に進めたんだなって、紬ちゃんは切り替えたんだなって、なんかほっとした瞬間(賛否両論あるみたいだけど)
好きとか、恋愛とかの話はおいといて、紬ちゃん強くなったんだなって思ったからわたしはこのシーンが好きなんだ
場面変わって
仕事終わりの奈々が想を見かけて、
想にLINEをしようとしたとき、紬がやってくる
目をそらす奈々
ーーーーー終盤
ちゃんと向き合おうと、想が奈々を呼び出す
想が紬と向き合う前に、ちゃんと奈々と向き合わなきゃいけない
そこにたどり着いたのはいいのだけれど
奈々の言い方が、言い回しが、自然とツンツンしていくのがつらい。
『あの子に聴こえない想くんの気持ちは分からない』
以前の奈々も『聴者とは分かりあえない、恋愛もうまくいかなかった』と言ったらしい
湊斗と想
焼肉屋さんにふたりでいける仲になってよかった
奈々のことを話すふたり
奈々に紬のことをなんて話したか聞く湊斗
想『まっすぐ、まっすぐみてくる感じ。性格も。』
湊斗『その人(奈々)はどんな人なの?』
想『生まれつき耳が聴こえない。大学のとき知り合って、手話を教えてもらった』
湊斗『どんな人?って聞かれたとき、好きな人のことだとその人の好きなところ言っちゃうんだって。知り合いとかだと普通にプロフィール紹介しちゃうんだって。』
想『ちょっと性格悪くなったね』
湊斗『モテたいからね』
湊斗が青羽って呼んでるとこ、ほんとしんどくなっちゃうんだけど、
ふたりがちゃんと前に進んでるんだなって思うところだよね
実家と想
想の部屋のカーテン、ちゃんと開けて閉める、
そういう実家、そういうお母さん
その度にCDがなくなった棚をみて心を痛める
段ボールのCD運んでとお父さんに頼むお母さん
明日不燃ごみだから、といっても勝手に捨てるのはどうなんだ、
想に聞いてみようとお父さん
想に聞くなんて、そんなことできないとお母さん
じゃあ萌がもらう、と妹
お兄ちゃんだって聴くために取ってたんじゃないでしょ
お父さんがお母さんに内緒でCDを運ぶのを手伝ってくれる
段ボールを閉じて頭をポンポンしてくれる優しいお父さん
奈々と紬
紬に奈々のことを聞かれて
想は『すごく大事な人、だからちゃんと向き合いたいと思ってる』と伝える
奈々は紬の通う手話教室の前で、紬に声をかける
カフェで
手話を想にも教えてもらってるのか、尋ねる奈々
間違いを教えてくれる、と紬
奈々が想に手話を教えたと伝えると、
ちょっと聞いてる、大学生のとき知り合って手話を教えてもらったと紬
『プレゼント使いまわされた気持ち』
(パワーワード過ぎる)
・好きな人にあげたプレゼントを包み直して他人に渡された感じ
・想くん、どんな声してる?
・電話したことある?
・いいね 羨ましい
・好きな人と電話したり、手を繋いで歩くのをたまに夢にみる
・憧れるけど、恋が実ってもその夢は叶わない
・恋も叶いそうにない
泣き出しそうになって店を出ていく奈々
ーーーーー図書館で想と奈々の回想
図書館で騒いで怒られる子供たちをみて笑うふたり
手話ならどんなに話しても静かだから怒られないのにって笑うふたり
筆談いらなくなったよね
奈々と手話だけで話せるようになるのを目標にして覚えた、と想
奈々にだけ伝わればいいから、と笑う
そりゃ恋に落ちるよな、ずるいよな
泣きながら歩く奈々を見かけて
離れてるからと電話をかけて近寄ってきた想
バイブ音が妙に響く
そのスマホを耳にあてる奈々
そのふたりを追いかけてきた紬は様子を目の前でみることになる
バッグも電話も君も
奈々ちゃんの夢のシーン
お店で見かけた青いバッグを持ってる奈々
電話をかけると、ワイヤレスイヤホンをとった想が電話に出る
ふたりでどこ?なんて話して、手を振ったり声だしたりして気付いて、信号が青になって駆け寄る
青いバッグ持ちかえて手を繋いで、想と奈々は笑って歩く
ーーー
スマートウォッチのバイブで起きる奈々、その目には涙がこぼれていた
おもったこと
聴こえる世界、聴こえない世界
聴こえてたのに聴こえなくなった世界
今まで聴こえない人の物語は、悲劇的だったり、かわいそうとか、そういう感情だったから
恋をしてあざと可愛くしようとするところとか、とてもすてきだなって
どんな世界でも平等に恋をしていいんだなって
それでも、どんな世界でも不公平なことがある
聴こえているから、聴こえてないからとかじゃなく
恋心は不公平だよなってはなし
どんなに好きでも
どんなに愛していても
どんなにしてあげたことがたくさんあっても
どんなに仲良しだと思っても
絶対に想いが通じあって、付き合うなんてことはなくて
突然出てきたひとと想い人が結ばれることなんてざらにあるんだ
タイミングなのかもしれない
恋愛はむずかしい
どんなに好きでも別れる選択をする湊斗との対比でもあるのかな
でも苦しいけど奈々や湊斗をみて、しんどいこともあるけれど恋愛をしてみたくなった、
恋愛なんてめんどくさい、恋愛なんて必要ないのではないか、なんて思ったけど、心が揺さぶられる経験も悪くはないのかもしれない。