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詩 「五線紙」


ズタズタに傷ついて
苦しくて 悲しくて
死にたくなっても

それと同じく人を傷つけないで
 
それなら
苦しく悲しく死にたい
苦悩に

爪を立てて
死ぬほど強く
引っ掻いてやればいい
 
その爪痕が
これからの君の人生の
五線紙になるはずだから
 
そこからの君の奏でる人生に
人々は いや観衆は
拍手 喝采を送るだろう