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詩 「冬の傷」


冬は僕を傷つける
 
風雪にひゃあひゃあ泣き縋れば
無様な過去が疼きだし
粉薬が降り積もる
 
ちっ
 
心から冬が嫌いだけど
今日は不思議と
この冷えた窓から冬に想う
 
ああ
凍死寸前まで躰を冷やし寝
朝 焼きたての愛を齧れば
雪に輝けるかな
 
なんて
 
ただ黒紙に
ひたすら書き殴るだけの
なんだかダサくて
なんだか傷む冬