新・東京鶯谷韓国デリヘル嬢の社会学🇰🇷〜フィリピンパブ嬢の社会学🇵🇭のような経験〜
映画「フィリピンパブ嬢の社会学」に『偽装結婚』というテーマが出てきますが、そのことにまつわる似たような経験をしたことがあります。
数年前に東京に赴任していた頃、都心郊外在住だったため、休みはバスや電車を乗り継いで、23区内によく遊びに行っていました。
夜遊びスポットに遊びに行くといっても、私の場合、平日のお昼から遊ぶことが多かった。
当時、結婚は、もう懲り懲りで悠々自適に暮らそうと思い、東京都内の鶯谷駅で降り立っては韓国デリヘルでよく遊んでいました。
何度も遊べば、馴染みのお店ができ、そこのママさん(もちろん、韓国人女性)と仲良くなり、こちらの好みを聞いては、オススメの女の子をよく紹介してくれました。
その女の子たちの中で、何がというより、好みでもあった女の子、ここでの源氏名は「ナミ」とします。
初めて会った時に、LINEの連絡先も交換。
ナミは韓国人でも、日本のアニメで日本語を勉強して、日常会話は日本語ペラペラ。
何度かナミと遊ぶうちに、ロングでも遊んだり、韓国デリヘル遊びの醍醐味である「泊まり(夜10時〜翌朝10時)」も一緒に楽しんだ。
ナミと何度も話すうちに、ナミが悩みを語り出した。
韓国デリヘルの仕事、ナミは、どんな在留資格で仕事をしていたかは「永住者の在留資格」。
ただ、それは「偽装結婚」の上の在留資格。
ナミ本人は、その「偽装結婚」させられて働くということ自体、騙されて仕方なく、その在留資格で働いている、と。
ナミ本人からすれば、そんな「偽装結婚」という縛りで、やりたくもない、こんな夜職なんて早く辞めて、大好きな日本で普通に暮らしたいという。
そこで懇願されたのは、国際結婚経験豊富で独身の私に対して、
「結婚して欲しい!偽装ではなく、本当の結婚で」
涙ながらに訴えてきたので、何度も問いただした。
ナミは騙されたから、こちらを騙そうとしているのではないか、と。
ただ、その「偽装結婚」上に成り立っている夜職は、どうやら契約金=借金の立て替えで成り立っているようでした。
そんなお金が絡むようなことなんてロクな話ではないよね、と思ったものでした。
夜職から無理に上がって、その抱え込んだ借金を「日本人の配偶者」の在留資格で昼職で返すといっても現実的ではない。
ナミと一緒にいると、とても楽しかった。
そんな中で会って帰宅中とか、頭の中の片隅で気にはしていたものの、どこまで本当なのか、真相に迫る前に私の東京赴任が終わってしまい、あやふやになってしまいました。
そのまま、ナミの話に乗っていたら、そのまま、本当に国際結婚していたかもしれません。
映画「フィリピンパブ嬢の社会学」の原作者の中島さんがトントン拍子で、どんどん話が進んでいったのは、トークライブで聞いた話では、何も無いところからの知的好奇心からだそうですから。
この当時の私も何度も結婚に失敗して何もなかったけど、そのまま、名古屋帰任を頑なに断っていたら、どんな展開が待っていたのだろうか、と今も思います。
名古屋に帰ってからも何度も、ナミからLINEが来たけど、ブロックして縁を切りました。
ナミには幸せになっていて欲しいと思います。
最後まで、お読みいただき、ありがとうございました。