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七、蜥蜴の尻尾と双頭の封魔
関を西に越えた京の都。
京を南に坂ノ国も越えたところに若山と言う国があり、そこの黒山に一匹の獣がいた。
名を中蔵と言う。
中蔵は流れの一匹獣でどこからか来たのかを知る者はいない。
そもそも流れ獣に興味を持つ者などいない。若山の黒山の頭目はもちろん中蔵などと言う獣を信頼することは無かったがそれは全ての獣同士がそうだ。
何れにせよ中蔵は若山の黒山に居つくことになった。
銭と飯以外に繋がりなどなく信頼
関を西に越えた京の都。
京を南に坂ノ国も越えたところに若山と言う国があり、そこの黒山に一匹の獣がいた。
名を中蔵と言う。
中蔵は流れの一匹獣でどこからか来たのかを知る者はいない。
そもそも流れ獣に興味を持つ者などいない。若山の黒山の頭目はもちろん中蔵などと言う獣を信頼することは無かったがそれは全ての獣同士がそうだ。
何れにせよ中蔵は若山の黒山に居つくことになった。
銭と飯以外に繋がりなどなく信頼