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365日連続でnoteに記事を投稿してわかったこと

365日連続投稿を達成しました。

連続投稿は、次回作を刊行できるまで願掛けの意味を込めてはじめました。一年前、僕の最初の商業出版である「ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」が刊行されました。次回作の出版が決まっていなかったので、それまでの間、毎日投稿しようと決めました。

それまで何年もIT関連のブログを書いてきたので、長く続けられる自信はありましたが、このnoteのテーマは小説。400以上の記事は、ほぼすべて小説関連です。
最初は「ネタがもつかな?」と思っていたけど、なんとか書き続けることができました。
願掛けが良かったのかどうかわかりませんが、今年7月に2冊目の商業出版「夏のピルグリム」を刊行することができました。

願掛けの他にnoteを投稿するもうひとつの目的は、無名の新人小説家を知ってもらうことでした。
ふたりの余命 余命一年の君と余命二年の僕」の書影が書店に並んだ姿を見て嬉しかったのですが、数ある本の中から誰も知らない新人小説家の小説を手に取ってもらうのはとても困難なミッションだと悟りました。
Amazon Kindleでは10年以上やってきたので、フォロワーさんがいて、新作を発表すれば一定数の方が読んでくれますが、商業出版の世界では一からのスタートです。書店を訪れる人のほとんどは僕のことを知りません。
小説家の人となりを知っていただき、興味を持ってもらうために、このnoteを書いてきました。
その目的は達成できたかわかりませんが、記事を読んだ何名かの方が購入報告をしてくれたので、多少の効果はあったのかなと思います。

365日連続投稿して気づいたのは、ネタはなんとでもなるということです。書けば書くほど新たに気づくことはあるし、記事を毎日書くことを念頭に普段暮らしていると、ネタが見つかるものです。
書いているうちに、自分が関わることになった出版業界の現状について興味を持ちました。会社員時代はマーケティング的な仕事もしていたので、この業界のSWOTを考えたりしました。出版業界は決して明るい状況ではないですが、ネガティブなことを書くのではなく、わずかでも光を灯すような記事を書いてきたつもりです。

フォロワーさんには、クリエイターや小説家を志望している人を多く見かけます。まだ2冊しか出していない身分で他人に小説や投稿のコツなどを伝えることはできませんが、自分が体験したこと、感じたことが参考になるかと思い、書いてきました。
誰かのお役に立ったのであれば嬉しいです。

色々な方に多くのコメントをいただきましたが、返信できなかったこともあり申し訳ございませんでした。

明日からは、毎日投稿にこだわらず、気になること、お知らせしたいことがあれば更新するようにします。
まだ商業小説家として駆け出しも駆け出しの身です。次回作に向けて、小説の執筆に集中したいと思います。

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

著者初の単行本形式の小説「夏のピルグリム」がポプラ社より発売中です。「ポプラ社小説新人賞」奨励賞受賞作です。よろしかったら書店で手に取ってみてください。善い物語です!

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