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『認知症』で売却できない!?

『認知症』で不動産の売却ができない。
あなたはそんなこと、考えたことはありますか?

もし親御さんの自宅を売る予定があるなら
『認知症』によって起こりえる事実を知っておきましょう。

わたしが業務で承るご相談の一つに
『自宅売却』で老人ホーム入居の資金を作るというものがあります。
この場合、細心の注意をはらうべきことがあるんです。

それは、持ち主は『認知症』か否か? ということ!

もっというと
『契約行為の意味が理解できるのか?』が
大きなポイントになります。

もし、認知症で契約行為の意味が理解ができない場合には
すぐに売却することができません。
その場合には、成年後見人等を選任してから
売買契約を進めることが一般的です。
成年後見人の選任には、費用や時間だけでなく
心労がかかることも否めません。
しかも自宅の売却資金で施設入居を考えていた場合には
施設の入居時期を先延ばしにすることになります。
ところが施設入居の決断は、たいていの場合
ご家族が在宅介護に限界を感じたときです。
なのに、資金がすぐに作れないという理由で
入居が延期になったとなれば
ご家族の心労と落胆は計り知れません。

なので、そうならないためにも
認知症の初期段階で発見して
専門家に相談できるようにしましょう。

🍀こんな変化があったら要チェック🍀
◎好きだった趣味を全くしなくなった
◎ニオイがまったくわからないようだ
◎同じことを何度も言う
◎忘れ物や探し物が多くなる
◎単純な計算ができなくなった
◎よく知っている道で迷子になる
◎料理など慣れたことの手順がわからなくなる
◎約束の日時や場所をよく間違える、または忘れる
◎落ち着きがなく怒りっぽかったり頑固になったりする
◎洋服に気を使わなくなった、または季節が合っていない
※3つ以上あったら、専門家に相談してみましょう

つい、他人事と思ってしまいがちな認知症。
ところが、それに伴うトラブルは
もはや社会問題と言ってもいいでしょう。

認知症を発症すると、暮らしの中で
思いもよらないことが起こります。
そのときに慌てないためにも、心身の変化について定期的に
チェックする方法などを家族で話し合っておくと安心です。


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