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[詩]エンドロール

ほら、もう終わりだね
何もかも もう変わらない
君の好きなように
余生を送ればいいさ

気づけば いつも1人
そんな苦しい日々だったけど
そんなのもう関係ないさと
もう1人の僕が呟く

エンドロールは流れ続ける
君と僕の間にあった可能性打ち消しながら
その邪悪な可能性を振り払いながら
君と共に見た景色があったとしても
未練を残していたとしても
最後には綺麗な一筋が川に流れ続ける

あぁ、もう疲れたね
いつ終わりになるのか分からないような
そんな時代に
それでも、君が初心に帰っているなら
僕はやり直したいんだよ

気づけばもう既に終わってしまった
そんな苦しい僕だけど
もうそんなの関係ないさと
未来の僕が呟く

エンドロールは流れ続ける
色んな思い出打ち消しながら
その自分の軌跡をどこかで憎みながら
自分が過ごしたような日々ではないと
認められないとしても
最後には明日への希望が
豊かな小雨となって降り続ける

例えば別れ道を失敗したとして
それが次の僕への可能性を奪ってくるとして
自分はもう本当の居場所がないと感じている
だから、君への思いだけでも
感謝の気持ちではなくて愛の気持ちでもなく
素直になりたかったというその想いを
最後に僕に灯してくれた

エンドロールは流れ続ける
君と僕の間にあった可能性打ち消しながら
その邪悪な可能性を振り払いながら
エンドロールは流れ続ける
背景に僕と君の足跡を写しながら
果てしないその道の向こうに
最後の輝きを残して
何処からともなく黒影が覆う


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