[詩]SAYONARA
重たいバックを胸に背負い
わだかまっていたこの心模様
夢中で旅していたそんな時間は
雪のように寂しさを募らせていく
今年は、どんな年だった?
自分に尋ねるけど、特に返ってこない
終わっていった恋や
染めれなかったこの自分が
恨めしくなっていく
さよなら、また会おう
涙ながらに言ったよ
僕はまた一人になってしまった
溶けてゆく雪のその向こうで
僕はまた笑顔になれるかな?
純情になれないこんな僕に
また手を降ろう
SAYONARA
今年は一人だから自分へプレゼント
買っていけるねと、冗談交じりで
お酒も買って一人ゆっくり過ごすよ
それだけで幸せすぎてしまうけど
コーラもチキンも冷蔵庫から出してみる
もう我慢なんてしないのさ
‘自分’って意外と疲れていたりするから
心と体を芯まで暖めよう
さよなら、今までありがとう
笑い皺を隠して言ったよ
本心はきっと、その向こう側だね
小さな部屋で、ずっと鳴っている秒針が
自分を苦しめる
そんな不安が溢れている僕に
また手を降ろう
SAYONARA
自分の希望はきっと、自分の中にある
そう思い直して
手を降って歩き出す
SAYONARA
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