[詩]黒炎
夜中に見える、黄色く眩しい灯火
今日も、人の営みがそれだけで輝いているんだ
人はあくびをして眠りにつく 逆らうことはできない
それを不思議に思い、恨めしくもなるよね
誰かが黒くなって亡くなった
それに蓋を被せて もう二度と生き返ることがない肉体を美化している
…でも、なんか残酷だってさ
人はなぜ死体の匂いが嫌いなんだろうね…
あまり実感はできないだろうけど
人は気づいたら人を殺している
それは、自分がいることであったり
何かの巡り合わせでは
簡単に命という土俵から落として、落とされたりするんだよ
食事だって命が失われていってるんだよ
例え、その命は他のことに使命があったにしても
一年が終わることは、自分に関係がないと思い込んでいても
結局、虚しくなるね…本当に変われるのか
自分は本当に変わってきたのか
不安な気持ちを抱えているならさ…
もっと落ち着いて、
もっと頑張って、
もっとひたむきに、
人の手で原子爆弾が落とされたり
猟奇殺人だったり
人をだます犯罪だったり
誰かが人の不幸を願ってしまって、世界はどこへ向かうんだろう?
そう、今でも何処かで黒煙が上がっている
人が燃えている証拠
ゴシップや偏見、差別や軽蔑
そんな火が見えない煙のようなグレーな犯罪
どんどん其処らが曖昧になってしまえば
人は利己的になり、人を蹴落とし、優位に立つことだけが全てになってしまう
その黒煙を除けば
皆で囲める火になるはず
もともとネットとか集団とかってそんなものなんだ
さぁ、その火を何処かで受け取ったなら
この短かったようで長かった時間に感謝をして
自分の中に、また消えない火を灯せ!
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