第15回「なりたいリーダーになる!」(成果を出すための組織マネジメント)~チーム員の個々の強みを活かすことに注力する~

こんにちは。
今日のテーマは「チーム員の個々の強みを活かすことに注力する」です。

みなさまも多くの部下を抱えると、それぞれの個性、強みや弱みがあることがよくわかるかと思います。私が最初にリーダーになった時に持ったチームは30人ほどでしたが、優秀な総合職もいれば補助職もおり、中途入社、派遣社員、出向社員、外国籍社員、障がい者、年上の人まで、実に多様な社員がおりました。もちろんいわゆる優秀である人もいれば、そうでない人もいます。いや、これだけの人数になると、全員がみなさまから見て優秀だということは絶対ないものと覚悟しておいてください。こうなると一番効率的なのは、各自が強みとなっている仕事を割り当て、その能力を活かすということになります。

よく育成のためには、苦手な仕事や少し違う分野の仕事を割り当てた方が良いといった話も聞かれます。でもこれが通用するのは、基本的には昇格を控えたような部下やいわゆる優秀と言われるような層の社員だけでしょう。期初には全員とじっくりと面談を行い、チーム員の強みや得意分野、やりたいと思っている仕事などを把握しておく必要があります。その上でリーダーであるあなたが業務分担、つまり担務を決めることとなります。そしてその精度によってあなたのチームのこの1年間のパフォーマンスが決まると言っても過言ではありません。

あなたのチームのパフォーマンスを極大化するには、「チーム員の個々の強みを活かすことに注力する」です。人は仕事をストレッチしないと磨かれないので、人財育成とのジレンマで悩むかもしれませんが、まずは本人の強みを活かせるような仕事をアサインすることでチームのパフォーマンスも上がり、結果、リーダであるあなた自身のためにもなるものと私は考えています。

2023年2月17日

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