はじまりは胃痛だった 〜双極性障害だって働きたい 1
はじめまして。
双極性障害Ⅱ型+強迫性パーソナリティ障害のフツーの会社員です。
精神科という場所に初めて足を踏み入れたのは2014年5月だったので、かれこれ通院歴8年目になります。我ながら成績悪いです…
ですが、現在の診断がついたのはつい2年前です。
それまでの経緯を記しておこうと思います。
はじまりは胃痛だった
私は美術大学の染織専攻を卒業後、いくつかの転職を経て憧れだった繊維関係のデザインの仕事に就きました。かれこれ18年、今の会社で働いてます。
今から10年以上前、当時ウチの会社は「春夏」と「秋冬」大きく2期に分けて1年先の商品企画をしていました。年に2回、全国支社の営業やら重役が集まってあーだこーだ言われまくる大きな会議、言い換えれば”デザイナーの袋叩き”が行われるわけです。
胃が痛い…。
もう、会議の2週間くらい前から胃が痛い。
会議が近くなるたびに近所にあったそこそこ大きな総合病院の夜間救急に駆け込み、痛み止めの点滴を打つ生活。
まさに病院にボトルキープ状態(笑)
「マスター、いつもの」的なノリで「先生、点滴を…」とすがる日々。
「また来たの〜?もう仕事変えたら〜?」と内科の先生に呆れられながらも、“好き”を仕事にした以上仕事を辞める気などさらさら無く、「とりあえず今胃が痛くなくなればオッケー」だけ、自分がオカシイとは1ミリも思っていませんでした。
胃薬、どんどん増えていく
当然ながら、処方される薬はどんどん増えていく。
ムコスタはほぼラムネ(良くないよ!)、H2ブロッカー、プロトンポンプ阻害薬、制酸剤(めっちゃデカイボトルの白のどろどろ)、ストロカインなどなど…ちょっとした田舎の薬局より胃薬の品揃え良かったはず。
4年くらいそんな日々が続き、だんだんと胃薬に別の薬効のモノが加わっていきました。
ドグマチールとデパス。説明書には、
“心を落ち着ける効果があります”
心を落ち着ける⁇
私はココロを落ち着けなければならんのか?
いささかのギモンを抱えながらも、さらに2年程そんな愚行極まり無い生活を続けたのです。
続く
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