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怪魚釣りスーパースター列伝|世界に広げよう釣り友の輪|Review

海外の怪魚ハンター編のパートⅡを書きます。前回の残間さんにスキをたくさんいただいたことはうれしいのですが、当初の推しメンたちが相対的に評価低いことに、「なんか悪いなあ」と思ってしまっています。前半の怪魚ハンターの方々、タイミングが悪くてゴメンナサイ。あなた方はすばらしい。

で、今回紹介する人たちは、小塚拓矢さん開拓の世界の怪魚ハンターです。下に貼った小塚編もぜひ読んでね。


まずは Jakub Vágner(ヤコブ・ワグネル)。

チェコ人で、1981年生まれ。身長は187cmと容姿端麗な怪魚釣り界のまさに貴公子。欧州の釣り業界では名の通った存在で、ナショナルジオグラフィックチャンネル(FishWarriorシリーズ)やディスカバリーチャンネルに出演していたこともある。

年間250日以上釣りをしている釣りオタクでもあるが、それを可能にしているのは財力だ。どんな釣行にもスポンサーがついていて、撮影スタッフやら大所帯のクルーが彼を取り巻く。
どうも家柄がよろしいようで、最終学歴はプラハ音楽院という名門だったりする。さらには「VAGNER Fishing」という釣りブランドも立ち上げていて、アパレルも含め釣りグッズを製作・販売している模様。

釣りのスタイルはルアーを基調にしつつも、フライや餌釣りもお手のもので、その技術は相当高いのだろう。
地元では、パーチ、パイク、ザンダーなどをターゲットに腕を磨いてきた。そうチェコには海がないので、淡水域の釣りが彼のホームグラウンドなのだ。

ちょっと脱線するが、チェコでは12月24日は肉を食べてはいけないそうで、代わりになんとコイを食べるらしい。クリスマスの数日前から生きたコイを買ってきて、調理するまで家のバスタブで泳がせておくのが定番だとか。コイだから当然泥臭いのだが、調理前に牛乳に浸して臭みをとり、フライにして揚げると絶品になるそうだ。
そのせいか、ヤコブもコイ科の魚を釣りあげることには人一倍執着がある(てか、コイ煩いはヨーロッパ人共通のようですけどね…)。

小塚氏と最初に会ったとき、ヤコブは100kg以上に成長した巨大淡水魚を、フレッシュウォーター・ジャイアンツ(Freshwater Giants)と独自にカテゴライズし、地球上に生息する全種を釣り上げることをライフワークとしていた。筋金入りの釣りオタクなので、魚を一般的な名称だけでなく、学名でも呼んでいた。そんなやつ見たことないと小塚氏もたまげたそうだ。

まうしろ的ベストフィッシュ

ピラルク、ナイルパーチ、タイメン、ゴールデンマハシールなど数々の魚種に挑戦し、他の怪魚ハンターと同様、大概の大魚をゲットしている。前に紹介した小塚氏との三本勝負では、次の魚をマイベストとして自己申告している。
①シリアのマンガル
②トゥルカナ湖のナイルパーチ
③307cmのピラルクーと250kgのピライーバ(2枚出し姑息なり)

YouTubeは長いのもアレなんで、ディスカバリーチャンネルのプロモーションみたいな映像にしておこう。ターゲットはタイメンです。


二人目はGong Lei (ゴン・レイ)。

小塚氏がガンユイを求めてさ迷い歩いていたときに出会った上海出身の中国人。ガンユイはイエローチークという英名で、最大で2m・40kgになるコイ科でありながら魚食性の淡水魚。

フレッシュウォーター域での釣行が多い。フローティングのプラグが好きで、キャスティング精度はかなり高いみたい。
いろんな釣り具関係メーカーから協賛されている。中国の新興メーカーが多そう。日本絡みではDUOのプロスタッフのようだ。
中国ではキャッチ&イートが息をするように当たり前だから、彼の活躍は中国人にキャッチ&リリース文化を啓蒙する役割も担っているんじゃないかな。

あとは…情報がない… 中国語サイトにはあるんだろうけど、そこまではちょっとね…😞

まうしろ的ベストフィッシュ

お気に入りのターゲットは、パプアンブラックバス、タイガーフィッシュ、ターポン、バラマンディ、マンダリンパーチって書いてある。短い動画からパプアンバスを取り上げる。
パプアには何度も出かけており、彼が好きなフィールドだと思われる。でも映像のような開けた水域って、パプア釣行であんまり見たことがないかも。


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