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うしろの金枝篇

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昔とったなんとやらで文化人類学、民俗学、民族誌などに関係する記事を集めました。♬斧打つ響き 道拓く歌声 こだまが胸に弾んでくるの♬
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記事一覧

1993年7月25日のロス・ネグリートスの踊り(後編)|Los Lencas#3|Studies

前編からの続きである。主に次のようなことを述べている。 巡礼の理由として、多くの人々は「…

400
割引あり
志村まうしろ
2週間前
19

1993年7月25日のロス・ネグリートスの踊り(前編)|Los Lencas#2|Studies

もう一年以上も前に、下の記事を投稿した。 そのあとボチボチ記事化していくつもりだったが、…

500
割引あり
志村まうしろ
3週間前
27

トウモロコシには耳がある|Field-note

コーンポタージュって、あれ、紫色のトウモロコシでつくったら悲惨なことになりますよね~ 若…

志村まうしろ
1か月前
103

狩りガールの存在論的転回(後編)|民族誌を読む#4|Quiz

出題=前回の記事👇 問1の答え=③ 国営農場で働いていた(働かされていた)ソ連時代に比べ…

志村まうしろ
3か月前
50

狩りガールの存在論的転回(前編)|民族誌を読む#4|Quiz

このシリーズ、字数は多いわ小難しいわと不評でして、どげんかせんといかん!と東国原英夫は思…

志村まうしろ
3か月前
73

トゥハーミ、精霊と結婚する|民族誌を読む#3|Quiz

民族誌(エスノグラフィー)の内容をクイズ形式で紹介するシリーズ第3弾です。今日の題材は、…

志村まうしろ
11か月前
6

シンハラ人主婦、悪魔と和解する|民族誌を読む#2|Quiz

民族誌(エスノグラフィー)の内容をクイズ形式で紹介するシリーズ第2弾です。上田紀行著『スリランカの悪魔祓い――イメージと癒しのコスモロジー』(1990年、徳間書店)を取り上げます。 この本は通常の民族誌の体裁とは異なります。対象フィールドの文化や社会の全体像に関する調査記録は省かれ、悪魔祓いにフォーカスした構成になっています。前半はルポルタージュ的な悪魔祓いの記録、後半は「この儀礼で人はなぜ癒やされるのか」を追究する謎解き的な分析です。民族誌に似合わずとても読みやすいし、文

森の民カルリ、鳥になる|民族誌を読む#1|Quiz

世界の諸民族・諸文化を参与観察した民族誌(エスノグラフィー)を読み、そこに書かれているこ…

4

いつか完結する話(ある壮大な予告)|Los Lencas#1|Field-note

〈ロス・ネグリートスの踊り〉は、中米はホンジュラス、ラパス県サンタエレナ郡で継承されてい…

一人より誰かと。ありったけのフィールドワーク論|Studies

マルセル・グリオールの『水の神 ドゴン族の神話的世界』(坂井信三・竹沢尚一郎訳、1981年、…

志村まうしろ
6か月前
19

他者理解の難しさを理解する―フィールドワーク・ディレンマ|Works

民族誌記述をめぐって、フィールドワークから帰ってきた院生の立嶋くんとChatGPT3.5くんとで討…

志村まうしろ
10か月前
12

オーセンティシティについての文章をズタボロに酷評してもらいました|Critique

昔書いたオーセンティシティ(文化の真正さ)についての文章を、OpenAIのChatGPT(無料版)に…

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帝国主義的ノスタルジーについての文章を与謝蕪村に批評してもらいました|Critique

昔書いた帝国主義的ノスタルジーについての文章を、OpenAIのChatGPT(無料版)に批評してもら…

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記述と解釈についての文章をクリフォード・ギアツに批評してもらいました|Critique

昔書いた人類学的記述についての文章を、OpenAIのChatGPT(無料版)に批評してもらいました。ただし、解釈人類学の提唱者であるアメリカの文化人類学者クリフォード・ギアツが批評するとしたら、という条件付きです。 結果は前回のP.L.バーガー編よりもしっくりきました。とくに条件文を変えたわけではないのですが、要約が説得的になった印象を持ちます。ギアツの視点での論評にはほど遠いですが… 「『文化の解釈学』を著したギアツ」などのように、具体的な情報を条件文に入れたほうがよかっ