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その31 Kのコミュニケーション~お家編

これまでのお話
その30 Kの意外な一面

(本文約800字)平成11年12月24日(K1歳3か月)

前回書いたように、Kには今のところ友達がほとんどいない。
とにかく、近所に子どもがいない。
公園に行っても、すべり台はすべり放題、ブランコ乗り放題、いつも貸し切りである。

だから、たまに他の子どもと関わる姿を見ると、性格がよくわかるので、興味深い。

まずもって、内弁慶である。
家では一番威張っているくせに、外に行くと、途端に静かになる。
顔だけは、ニコニコして、ペターッと私たちにくっついているので、みんなに「おとなしくていい子ちゃんね~」なんて言われる。
ウチでは、怪獣のくせに。

MちゃんとKちゃんと

私の妹の子ども(つまり私の姪、Kの従姉)たちと遊んだ時のこと。
彼女たちは、ガチャガチャで手に入れた、きれいな色のバネのようなおもちゃを持ってきて、それで遊んでいた。

Kもそういうのが大好きなのに、一緒に遊ぼうとしない。
ちょっと離れたところで、知らんぷりして違うもので遊んでいる。

しばらくして、彼女たちはおやつに呼ばれ、別のテーブルで食べ始めた。
みんながそのおもちゃの存在を忘れてしまった頃、Kはスススーっと、実に静かにそのおもちゃに近寄り、手に取った。
そして、私と目が合うと、ニヤッと笑って、満足そうに遊び始めた。

Kはやはり、そのおもちゃに興味があったのだ。
でも、今までほとんど子ども同士で関わることがなかったから、他人が持っているおもちゃを手に入れるためにはどうすればよいのかわからない。

だから、彼は、待った。
いや、あきらめていたのかもしれない。
あるいは、どうしようかと考えているうちに、チャンスが到来したのかもしれない。
とにかく、彼は、念願のおもちゃを手にすることができた。

よく、他人の持っている物を力づくで奪い取る子がいるが、あれは、兄弟間や集団の中で身に付けたものなのだろう。
Kはまだ、その方法を知らない。

知れば、自分もまねするのだろうか。
それとも、彼は平和を好む性格なのか…。

この先が楽しみである。

つづく=^_^=

社会性は、後から身に付いていくものなんですね。

さーて次回のお話は・・・

『Kのコミュニケーション~図書館編』です=^_^=

「いつき@暮らしが趣味」さん #賑やかし帯 😻

長男Kがアトピー性皮膚炎とわかってから、2か月ほど経った頃。 この怒涛のような日々を振り返る余裕が出てきたところで、新聞にまとめてみようと思い立ちました。
この頃は大変だったけど、今振り返ると、よい思い出です。

原文は、手書きで書きなぐっているので、noteで発信するに当たり、表現等付け足したり直したりしています。
今回の原文は、こんな感じ↓↓↓


#育児日記
#子どもに教えられたこと
#アトピー
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よろしく😻