その27 Kのお気に入り
(約900字)平成11年10月24日(K1歳1か月)
1歳を過ぎて、好みがはっきりしてきました。
① 絵本系
本は、お座りできるかできないかという頃から、読み聞かせると、ジーッと見ていた。
中でも気に入っているのが「パットくんとはらぺここいぬ」。
犬が布でできていて、指を入れると動かすことができる。大好きな証拠に、その犬はもうボロボロである(Kがかじるから…)。
「いないいないばあ」も気に入っている。
父ちゃんがF文庫(自由に借りて好きな時に返せる町の本棚)から借りてきて、すっと借りている、松谷みよ子版(Kが大きくなったら返しますよ)。
私がMちゃん(妹の子供=姪)に買ってあげた同じく「いないいないばあ」いもとようこ版を、妹が持ってきてくれた。
いもとようこ版の方が、絵も色もきれいなのに、なぜかKは松谷みよ子版の方が好きなようである。
そして、読んでほしい本は、自分でちゃんと持ってくる。
「おふろだいすき」「あなたはだあれ」「もうねんね」
これらはみんな好きで、その日の気分で同じ本を何回も読まされる。
「どうよう」いもとようこ版も好きで、「むすんでひらいて」や「ぞうさん」など、お気に入りの歌がいくつかある。
これもまた、その日の気分で何度も歌わされる(;^_^A。
② タイヤ系
一番最初に物の区別がつくようになったのが、「ブーブ」である。
夫の実家から送ってもらった、プラスチックの乗れるブーブ。
「Kのブーブはどれ?」
と聞くと、指をさす。
1歳前に、自分で乗れるようになった。
父ちゃんが無印良品に連れて行った時のこと。
数ある自転車の中で、三輪車をさし、「アーアー」と言ったのだそうだ。
偶然だろうと思っていたら、ホームセンターに自転車を買いに行ったとき、それまで何も言わなかったKが、急に上を指さして、「アーアー」と言い出した。
なんと、三輪車が上に飾ってあったのだ。
どうして、自分用がわかるのかと驚いた。
だから、誕生日のプレゼントは、ババに無印良品の三輪車を買ってもらった。
まだ乗れないくせに、大喜びである。
「Kの三輪車は?」
と聞くと、ちゃんと三輪車を指すことができる。
つづく=^_^=
この時は「天才なのでは!」と思いましたが、25年経った今では、普通の人です( ´∀` )
さーて次回のお話は・・・
『続・Kのお気に入り』です=^_^=
長男Kがアトピー性皮膚炎とわかってから、2か月ほど経った頃。 この怒涛のような日々を振り返る余裕が出てきたところで、新聞にまとめてみようと思い立ちました。
この頃は大変だったけど、今振り返ると、よい思い出です。
原文は、手書きで書きなぐっているので、noteで発信するに当たり、表現等付け足したり直したりしています。
今回の原文は、こんな感じ↓↓↓