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その30 Kの意外な一面

これまでのお話
その29 父ちゃんの子育てPart2

(約1000字)平成11年11月24日(K1歳2か月)

父ちゃんが、急遽仕事をすることになって、さてどうしようか…。
その続き。

そこへ、タイミングよく現れたのが、親戚の青年。
暇だというのでベビーシッターを頼むことにした。
これまでにも彼は、何度もKと遊んでいたので、快く引き受けてくれ、本当に助かった。

いよいよ、当日の朝、危惧していたとおり、Kは大泣きだった。
ベビーシッターは、練習のため、前日から来てくれていたのだが、Kなりに危機を感じ取るのだろう。
普通のお客さんであれば、そのうち慣れて自分からくっついていくし、普段の彼にも懐いていたのに、ベビーシッターとしての彼には、近寄ろうとしないのだ。

でも、私は、その泣き声を振り切って仕事に出かけた。
午後から休暇を取ってなるべく早く帰って来るから、それまでなんとか耐えてくれるよう、彼にはお願いした。

中休みの時間、心配になって家に電話をかけたが出ない。
11時半頃もう一度かけてみたら、ベビーシッターはヒソヒソ声で電話に出た。
N「寝てるの?」
B「はい、10時半の電話の時、ちょうど寝かせていました。」
N「それまで、ずっと泣いていたの?」
B「いいえ、Nさんが出かけて、15分くらいしたら、急に泣き止んで、その後は楽しく遊んでいました。」

へー。
ホッとした。
その日私は、給食も食べずに13時半に家に帰った。

私が帰るなり、私にべったりで、ベビーシッターが近づくと泣く。
B「なんだよ。さっきまで、あんなに仲良く遊んでたのに。もう忘れたのか…」
掌を返すような態度だ。

その後の二日間も、朝、私が出かける時は大泣きするが、その後は泣きっぱなしではないというので安心した。
きちんとお昼寝もするという。
親がいなければいないで、KはKなりに考えて、大丈夫なように生活できるんだということがわかった。

私たちは、ババに見てもらうのが一番いいと思っていたが、今回のことで、アトピーもよくなってきた今、保育園に預けるのもいいかもしれないと思い始めた。

第一に、ババに負担をかけてしまう。
ババに倒れられたら、それこそどうにもならなくなる。
第2に、Kにはお友達がいない。
事実、他の子との関わりが下手で心配である(詳しくは次回に)。

というわけで、保育園の申し込みをすることにした。
しかし、私は、やはり父ちゃんが家でみるのが一番いいと思っている。

つづく=^_^=

子どもって、順応性が高いと感心します。
自分の身を守る術を身に付けているんですね。

そして、この頃は、今よりも保育園に入りやすかったです。
母親がフルタイムで働いていれば、比較的すぐに入ることができました。

さーて次回のお話は・・・

『Kのコミュニケーション』です=^_^=

「いつき@暮らしが趣味」さん #賑やかし帯 😻

長男Kがアトピー性皮膚炎とわかってから、2か月ほど経った頃。 この怒涛のような日々を振り返る余裕が出てきたところで、新聞にまとめてみようと思い立ちました。
この頃は大変だったけど、今振り返ると、よい思い出です。

原文は、手書きで書きなぐっているので、noteで発信するに当たり、表現等付け足したり直したりしています。
今回の原文は、こんな感じ↓↓↓


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よろしく😻