その11 かいちゃダメ!!
(約800字)平成11年2月24日(K生後5か月)
子どもがストレスを感じないように、痒みは我慢させずに掻かせた方がよい、という説もあるようだが、やはり、赤ちゃんの場合、限度を知らずにバリバリと掻いてしまうことにより、症状が悪化したり、ばい菌によって化膿したりするリスクの方が高いのではないかと思う。
そのような、状況で書いた記事。
何が大変って、Kにお顔や頭を掻かせないようにするのが大変
とにかく目が離せない。
ガラガラを持っておとなしく遊んでいるな、と思っていると、急にパッと手が頭にいく。
こちらが気づかないでいると、自分でゴシゴシこすってしまった痛さで、急に泣く。
座っているのに飽きてしまうと、掻きはじめるので、ずっと抱っこ。
内向きに抱っこすると、私の服に顔をこすりつけるので、外向き。
この時にも気をつけないと、向こう向きでこっそりこすっている。
だから全然家事ができない。
おんぶ紐でおんぶという作戦もありそうだが、これも背なかですりすりしてしまうので没。
そこで、思いついたのは、抱っこひもでの外向き抱っこ
(今では、多くの親御さんがやっていますよね。)
これだと、しゃがむこともできるし、両手もある程度使えるので、結構家事ができる。
Kにとっても、私がいろいろやっていることが全部見えるので、結構楽しそう。
しかし、そう甘くはない。
Kは、私が座ると怒るのだ!
私だって、そうそう仕事を続けられるものではない。
疲れる・・・
ピアノを弾いたり、テーブルに座ってテレビを見たり、マッサージ機に座って外を見せたり、いろいろごまかすのだが、1か所につき、10分が限度。
夕方にはもう、へとへと。
もう一つ、私をへとへとにさせる作業が、オムツ替え
オムツを開ける時は大喜びでゴキゲンだが、閉じる時が大騒ぎ。
新しいオムツをおしりの下に敷いたとたん、グズグズ文句を言い始める。
最初は、「あーあー」と、さも文句ありげに声を出すだけだが、そのうち定番の、両手が頭に上っていくのだ。
それを押さえながら、オムツをして服を着せるのは、本当に大変。
手が、あと二本ほしい。
そんなこんなでなんとか夕食の下ごしらえまで済ませ、
「もうダメだ―」
と、限界に達したところで、救いの主のように、父ちゃんが帰ってくる。
つづく=^_^=
さーて次回のお話は・・・
『父ちゃんの出番』です=^_^=
長男Kがアトピー性皮膚炎とわかってから、2か月ほど経った頃。
この怒涛のような日々を振り返る余裕が出てきたところで、新聞にまとめてみようと思い立ちました。
この頃は大変だったけど、今振り返ると、よい思い出です。
原文は、手書きで書きなぐっているので、noteで発信するに当たり、表現等付け足したり直したりしています。
今回の原文は、こんな感じ↓↓↓