息子の「好き」を、家事に生かす方法。
マンホールとか下水道とか、排水管とか
珍獣兄は、とにかくそういうもの(どういうもの ゚д゚)が大好きだ。
先日の話。
洗面所で水を大量に流しながら、その下にある収納扉を開け、詰替え用の洗剤やら何やらをすべて外に出し始めた。
何やってんだと思ったら、水が排水管の中を流れていく様子を観察するためだった。
…するといきなり、玄関から飛び出していった!!!
何ごとや!!!( ゚д゚)アタフタ
ついていくと、そこには、外壁に左半身をピタリとくっつけている珍獣兄の姿。
壁の中の音に耳をそばだてている。
「コココココココココ……」
排水管の中を水が流れていく音が、微かに聞こえてきた。
こんなふうに(どんなふうに ゚д゚)
「物がどう機能するのか」…物の仕組みに彼は興味があるらしい。
わたしは、まったく興味がない。ドーン
ここまでの人生で、物がどういう理屈で動くか、と考えを巡らせたことが1秒もない。ドーン
趣味嗜好がまるで噛み合わない私たち親子。
でも、だからこその連携プレーが、暮らしの中で生き始めた。
「かか!排水溝が真っ黒だよ」
お風呂場で排水溝を覗き込んでいた珍獣兄が、わたしに言った。
最近忘れてたな…はいはい掃除しますよ…
返事しようとすると、「掃除していい?」と兄。
ええ!!いいの!?ありがとう!!!\(∇`))(/∇`))/
さっそく珍獣兄は、使用済み歯ブラシでいそいそと排水溝を磨き始めた。
わたしは(大嫌いな)掃除から解放されて、ハッピー。
兄も、排水溝に水が流れ込んでいく様子を眺めることができて、更にそこがキレイになっていくわけだから、もちろんハッピー。
Win-Winとはまさにこのこと!
他にも、空気清浄機の水補充をやってくれたりする。
わたしは、(大嫌いな)機器メンテナンスから解放されてハッピー。
兄も、空気清浄機を正当な理由のもとで分解できてハッピー。
\(∇`)(/∇`)/イッツァハッピーライフ
家事における物理的な??分野をもっとお任せしたいけど、他に何があるかな…。
そう目論みながら、興味関心の対象や知能の性質?傾向?
それから学び方は、人それぞれだと改めて考えさせられる。
わたしにはない視点や特技、学ぶ力を持っている珍獣兄を、スゴイと思う。
でも、それは別にわたしがダメということじゃなくて
わたしにはわたしなりの視点、特技、学ぶ力がある。
みんな違う。
だから、社会が豊かになる。
1人ひとりが、好きなこと得意なことで存分に力を生かせて
自分なりの学び・学び方を堪能できたら
もっと豊かになるだろうなあ。
そう思う。