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おそまつな創作怪談

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自作の創作怪談のまとめ
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#小説

言霊封じ

 大学3年の秋、暇すぎてサークルの部室でゴロゴロしていると扉を開けて見知らぬ男性が入ってきた

 部室には俺しかいないため、面倒だと思いつつ応対する

こんちは~
見学か入部希望?それとも人探し?

 知らない人が部室に来る理由なんて大体こんな所だろう

あの、松尾さんは今日来られますか?

松尾 聡真なら俺だけど…

あっ、そうなんですね
はじめまして松尾さん、僕は草間隼人って言います

 自分

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の在る家

バキバキガシャン
バキバキガシャン

 大きな音をたてながら重機が少しずつ家の形を変えていく

 思えば、この家で過ごしたのはたった五年間だった

 五年…

 この五年で俺は妻と娘を失った

 この家の解体はそんな俺に出来る唯一の復讐だ

 妻の妊娠を期に家を買うことにした

 フリーランスのエンジニアなので、住む地域はどこでもいい

 妻の希望を採用し、地方都市で家を探すことにした

 妻は家

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不幸の手紙

八重樫 真也 様
突然の御手紙、申し訳ございません。
お互いに面識がないのでまずは自己紹介をさせていただきます。
私の名前は七種 菜々美。
1997年2月8日生まれ。
県内の大学で事務の仕事をしています。
今は県内で一人暮らしをしており、実家はM県S市にあります。
両親は健在で、大学生の弟が一人います。
自己紹介はここまでにして本題を書かせていただきたいと思います。
八重樫様には私を助けていただき

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ミ正不

ミ正不

 こっそりと近づき、背後に立つ。

 ランドセルの留め具の錠前を回し、静かにベロを外す。

 そして勢いよく肩を叩く。

おはよう悠人!靴紐がほどけてるぞ

 僕が挨拶を返すのを待たずに友人が指摘してくれた。

 靴をみると確かに紐がほどけている。

ありがとうってお礼を言って、靴紐を結ぶために屈まずに立ったまま腰を曲げる。

 背負っているランドセルの冠(かぶせ)が頭に当って、教科書とノート、筆

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影

私が小学4年生の頃の話だ。

その当時は犬や猫はもちろんのこと、ハムスターなどの小動物も大好きで、見かけるたびに撫でたり触ったりしていた。

私の小学校では4年生から委員会に入る決まりがあり、動物好きの私は飼育委員として毎日ウサギや鶏の世話をしていた。

その日は夏が終わり、半袖には少し肌寒く、日の沈む時間が早くなり始めた10月頃だと記憶している。

私は委員会の仕事が終わった放課後、一人でウサギ

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てれ坊主

私の地元には、「てれ坊主」という独自の風習が残っている。

それは特別なてるてる坊主を五月一日から梅雨入りまで飾ると言うものだ。

一般的なてるてる坊主は、丸めたティッシュを包むようにティッシュを被せて輪ゴムや紐で結んだもので、描く表情や吊るし方によって天気に影響を与える呪いだ。

てれ坊主とは色々と異なる。

てれ坊主は大きな白地の布に米を詰めて頭を作り、縄で縛る。

大きさは幼稚園児くらいで、

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 獣道と言っても差し支えない程に自然と一体化した旧道。砂利が使用されたおかげか、予想よりも植物が育っていないので何とか走れている。とは言え、所々道が分からなくなる場所があり、その都度二種類の地図を開いて確認する。

 そんな事を何度か繰り返していると、しばらくして開けた場所に出た。朽ちたものもあるが十数棟の木造家屋がそこにあった。乗っていたバイクから降りてヘルメットを脱ぐ。

ここが…本当にあった

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