ゆるい人生
ゆるい
ずるい
かるい
だるい
わるい
なんだか「るい」がつく形容詞に
ネガティブなものが多いことに
気づいてしまった。
まるい
はポジティブ感もあって救いだ。
1番の救いは、
あかるい
だった。ほかにもあるのかな。
「ゆるい職場」という本から
そんなことを思ったのだけれど、
どことなく、
「ゆるいのはよくない」とか
「ゆとり世代」とか言われがちなところも、
捉え方一つなんだろうなあという
風を感じた。
ゆるキャラは、ポジティブだ。
この若い人の発言に違和感がなかった。
そうだよなあ、と。
矛盾という矛と盾を持っているのは人間で、
すべて合理的に生きることなんてできない
としたら、「正解」なんだろうなと思う。
「企業戦士」と「終身雇用」1択と、
「ゆるい職場」からの多様な選択肢の
はざまにいる42歳のひとりとしては、
「軽やかに自分らしく、変え難い存在」
におれはなる!というのは正解な道な気がする
ありのままと、なにものか。
どちらもto doというよりto beだ。
ちがいは分かりづらいから、
あえてちがいを探すとしたら、
ありのまま→で、在る。
なにものか→に、成る。
存在自体が認められることと、
存在を機能させて変化させていくことの
違い。かな。
流行ったなあ。
2010年代は、ちょうど入社5年目〜15年目。
齢にして、27〜37歳。
「このまま」でいいのか?という疑念が、
「ありのまま」と「特別な何か」に
体が反応していた時期。
悩んでる暇もなく、
ひたすら前見て走っていた。
グラデーションは、
混ざり合うというのとも違う。
ここからここまでと線も引けない。
日本語では「階調」らしい。
なるほど、階段のように、調整がきく。
調和ともまたちがう。
「ぼかし」とも訳すらしい。
なるほど、こっちのほうがしっくりくる。
要ははっきりしない、はっきりさせないまま
グレーでいることを許容している。
これもまた正解。
会社を使う。
言い換えると、
人生を使う。
使われるものではない。
わたしはわたしの人生を、使って、
わたしを育てる。
階調でいいし、ぼかしたまま、進む。
自分の二重奏。
二つの音か、二つの楽器か。
合わせた方が綺麗な音になるかも。
単音だと、飽きそうだ。
ゆるくて、よかった。
ゆるキャラは、ありのままで、なにものかだ。
そして、明るいキャラばかりでないけど、
周囲を明るくしてくれる。
ゆるいことはポジティブだ。
きょうもお付き合いくださり
ありがとうございます。
そういえば、財布の紐が、ゆるむという。
財布の紐は硬いより、ゆるい方が、
世の中がまわりそうだ。
といって、現実はきびしいけれど( ;∀;)