『そうか、もう君はいないのか』の感想
城山三郎さんの著書『そうか、もう君はいないのか』を読んだ感想です。
タイトルだけに惹かれて古本屋で購入。
城山三郎さんが作家であることも、書かれた作品もこの本を読んでから知りました。
タイトルの通り、長年連れそっか奥様との出会いから何気ない日々のやり取り、最期の別れとそこからの日日について書かれていました。
あるご夫婦の素敵な出会いや、忙しくも幸せな日々を覗き見させてもらっているようで、読んでいてほっこりしました。
親でも好きな人でも、避けては通れない別れは必ず来るんだよなと改めて思わせてくれる作品でした。
その時が来ると頭で分かっていても、きっとその時は想像以上の、想像したくもないような日々が待っているんだろなとも思い、ただ、本当に今一緒にいられることが有難いことなのだと、強く思います。
あと数ヶ月、数日でで変わってしまう可能性のある日を過ごしているので、常に感謝の気持ちと、その時思ったこと、相手を大切だと思っていることは伝え続けます。