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いつか行ってみたいトランプカードの博物館あれこれ 〜ヨーロッパを中心に

過去のnoteではコントラクトブリッジに関する博物館をいくつかご紹介しましたが、今回はトランプカード(playing card)に関する博物館について、調べてみました。ブリッジやホイストに関する所蔵品を持っているかまでは分かりませんが、ヨーロッパにはこうした施設がいくつかあるようですのでご紹介します。

French Playing Card Museum
(フランス トランプ博物館)

フランスのパリには15世紀から20世紀までに作られた世界中のトランプカードがあるそうです。現在、日本で普及しているトランプカードの発祥はフランスであり、ブリッジが盛んな国でもあるので、フランス旅行の際にはぜひ立ち寄りたいスポットの一つでしょう。
以下はパリ市観光センターの紹介ページです。

また、2010年の記事ですが、DNP(大日本印刷)が行なっている文化事業「メゾン・デ・ミュゼ・デュ・モンド」のサイトでこの博物館の詳しい紹介をしているので、ご参考まで。

Deutsches Spielkartenmuseum
(ドイツ トランプ博物館)

フランスのお隣、ドイツにもトランプカードのコレクションが見られる博物館があるそうです。入場は無料ですが、事前予約が必要です。また、月替わりで特別展示もあるようなので、旅行の際はスケジュールを確認してから訪問した方が良さそうです。
以下は博物館が所在するラインフェルデン エヒターディンゲン市のサイトです。

Nationaal Museum van de Speelkaart
(ベルギー 国立トランプカード博物館)

ベルギーには、世界的なカードゲーム製造会社「カルタムンディ社(Cartamundi)」があり、その所在地であるトゥルンハルトはトランプ産業の街として有名なんだそう。そして、そのトゥルンハルトに国立のトランプカード博物館があるそうです。

トラベルjpの「世界的トランプ産業の中心地!ベルギー「トゥルンハウト」」という記事では、この博物館の他、トゥルンハルトの街の様子も紹介されています。史跡見学やベルギービールなど、博物館以外の観光も楽しめそうです。

Museo Fournier de Naipes
(スペイン トランプ博物館)

公式サイトにアクセスできず詳細不明ですが、スペインにもトランプ博物館があるようです。
スペインの観光協会のウェブサイトで紹介されているこの施設ですが、googleマップで調べると博物館内部の写真が多数掲載されており、様々なトランプコレクションが展示されていることが分かります。

googleマップでは「Fournier Karta Museoa」という名称のようです。


(余談)
ホイストが盛んだったイギリスにトランプ博物館はないのだろうかと調べてみたのですが、有力な情報が得られませんでした。(大英博物館やヴィクトリア&アルバート博物館といった大型博物館には、カードゲームやホイストに関する収蔵品があるようです。)

下記リンクの「英国ニュースダイジェスト」のコラムで、イギリスのトランプカード普及の歴史がまとめられていました。この記事によれば、イギリス独自のカード製造の歴史があるようなので、イギリスにトランプ博物館のような施設があっても良さそうなんですけどね。引き続き調べていきたいところです。

というわけで、今回はトランプカードに関する博物館を調べてみました。トランプカードが広く遊ばれていたヨーロッパでは、こうした博物館がいくつもあることがわかって興味深く思いました。
2024年現在では、円安や世界情勢の問題もあり、気軽にヨーロッパ旅行をオススメできる状況とは言い難いですが、今後ヨーロッパへ行く機会があったときには、こうした博物館を訪れてみてはいかがでしょうかーではー。


なお、今回の記事執筆にあたり、X(旧Twitter)ユーザーのマサイキリンさんが公開している「ボードゲーム関連の美術館・博物館・図書館」リストを参照させていただきました。カードゲームに限らず、ゲーム全般に関する博物館施設等を紹介されているので、興味のある方は以下リンクよりご覧ください。

コントラクトブリッジの博物館についてはこちら
(過去記事)

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