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「MEN’SミニインスタLIVE」タキシードのこだわりへフォーカス

お疲れさまでございます。お衣裳合わせ予定のお二人が、実店舗へ新規来店する前に、インスタグラムのLIVE機能を使って、花婿へタキシードの色々を見ていただく。

これを書きます。

インスタグラムLIVEの背景や、このアイデアに至るまでのことは、ドレスサロンへの提案として、前々回の投稿へ書いてます。そこから読みます!の方は、こちらからどうぞ。↓

必要ない方は、とばして進んでください。



前回は、花嫁へのアプローチとして、(仮)「ブライダルMINIミニLIVE」花嫁編を書きました。こちらです。↓



次は、花婿編です。

準主役の「MEN’S」へスポットライトをあてる、インスタライブの具体案を書きます。





◇ アイデアのきっかけ


― 花婿のこだわり

ドレスサロンの現場では、メンズ衣裳合わせへの、ひとつの変な概念があります。「こだわりがあまり無い」こだわりが少ないと思っている節があります。間違いです!

こだわりが少ないのではなく、「こだわりが違う」のです。花婿と花嫁。男女のこだわりの違いです。そこを理解して、フォーカスして差し上げたい。

ブライダルスタイリストは女性なので、男性心理は分かりにくいかもしれませんが、もっともっと男性心理を理解してください。


― MEN'S接客の充実

何故か?接客時間が短いです。ほとんどのドレスサロンが、メンズ接客時間は、短くてよいと思っています。それ?変です。

理由は、「俺は、何でもいいよ」「よくわからんから任せる」「こだわり無いから簡単に終わらせてよう」「彼女が選んだドレスと合えばそれでいい」花婿のこんな言葉を鵜呑みにしているからです。これは、すこし違います。花嫁接客と同様にこだわることが必要です。

花嫁とは違うこだわりにフォーカスすると、顧客満足度があがります。プラス効果として、接客の腕があがります。こだわりにはこだわりが必要です。






◇ そもそもと、事前準備


そもそも、ドレスと比べると、タキシードの在庫点数は少ないです。カラー、シルエットのバリエーションも少ないです。比例してデザイン型数もあまりありません。サイズは、身長と体型に合わせます。

また、ドレスを見た後で見ていく。この流れが当たり前なので、「ドレスに合う」タキシードの選び方になります。選び方が、どんどん絞られてきますので、花婿はこだわりを伝える間もない状況です。


― 事前準備

(仮)「ブライダルMINIミニLIVE」開催の前に

ここは、「花嫁アクセサリー」編とおなじなので、前回の投稿記事から抜粋します。

(仮)「ブライダルMINIミニLIVE」開催の前に、ここでは、現場でのやり方を書きます。それに付随する、目標や目的、計画などは、事前に仕組み化してくださいね。「何のためにやるのか?」「誰のためにやるのか?」「なぜやるのか?」などなどを設定しましょう。
SWOT分析や、5W1Hなどやりやすい方法でやってみてください。参考になる資料は、ネット上にたくさんあります。または、コンサルタントの方とご相談なさってください。





◇ 具体的なやり方


― (仮)「ブライダルMINIミニLIVE」やり方の案


・準備物

タキシード2着、アクセサリー(ベスト、ネクタイ含む)、メンズモデル1名、(もしくはメンズボディ2体)


・手順と見せ方

(準備)

メンズモデルが、タキシードを1着着ておく。

アクセサリーは、テーブルや、棚などへディスプレイしておく。

メイン接客者1名。サブ接客者1~2名。

(手順)

ご挨拶、趣旨説明、今日の流れ、スタッフ紹介。

①タイトシルエットのタキシードのご紹介

モデル着用タキシードの特徴を説明する

モデル着用タキシードをコーディネートする(ベスト、ネクタイチェンジなども含む)

※モデル、次のタキシードへ着替える

※着替えてる間に、サイズ表にてサイズの説明をしておく

②普通シルエットのタキシードのご紹介

モデル着用タキシード①との違いを説明する

モデル着用タキシードをコーディネートする(ベスト、ネクタイチェンジなども含む)

まとめとして、シルエット、フィット感の違いを説明しておく

終わりのご挨拶を全員でする


・こだわり

「①タイトシルエットのタキシード」「②普通シルエットのタキシード」シルエット、フィット感が違う商品が在ることを説明しておきます。

理由は、男性のこだわりは、シルエット、フィット感で在ることが多いですから。ご本人が気づいていない場合もありますが、商品をきちんと把握してプロとしてのご説明をお願いします。

シルエット、フィット感を言葉で伝えるのは難しいので、モデルさんに感想を聞くといいです。

前回と同様、やり方は、とても簡単です。効果として、実店舗にて行うメンズ接客の時間が短縮できます。プロとして、商品への知識とこだわりがふえます。コーディネートの幅が広がります。






◇ 結び。


花嫁が叶えたい彼の姿は、「頼もしさ」「カッコよさ」「強さ」「優しさ」など様々です。メンズ接客にて、その中のひとつでもたくさん叶えて差し上げて欲しいです。それが、花嫁の満足度へつながり、信頼関係もできあがってきます。

また、PCを通した画面のなかで、花婿の意外な側面に出会うこともできます。お二人の仲睦まじい幸せな姿にも出会えます。このような場面に遭遇すると、この仕事をつづけてきてよかった!そんな、仕事への幸せを感じることができます。「ブライダルスタイリスト冥利につきる」そんな瞬間のひとつだと存じます。「幸せチャージ」です。

もちろん、こだわりを上手く伝えることができる花婿もいます。自身のおしゃれ感を持っている方です。


では、では。

明日も、会いましょう!


出会ってくださり、ありがとうございます。サポートは、少し先で叶えたいことがあるので、そのために使います。目の前のことに、気持ちを込めて向き合って参ります。by takako