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ミミズがアスファルトに出てくる理由を考える

河川敷。リバティという名のマラソンコースを歩く。リバティのコンクリートはふつうの道路と違ってマラソンに適しているらしく、季節を問わず大学の部活や実業団の陸上チームが合宿に来たりしている。

競技やトレーニングに適していても、気軽な散歩者にとってのリバティは、日陰がほとんどない地獄ロードだ。

夏のある時期になると、コース上にはおびただしい数のミミズが打ち上げられる。遠目で見ると小枝か何かが散らばっているように見え、近づくとそれが全てミミズと判明する。場所によっては足の踏み場がないくらいになる。カラスの処理がまったく追いつかないくらい、推して知るべし量である。

リバティ、ミミズはきれいに消えていた(2024.7/17)

涼しい(であろう)土中にいればよいものを、なぜわざわざ焼けた鉄板のようなコンクリートに出てくるのか。よく言われるものとして、雨により呼吸ができなくなって土から出てくるという説がある。もしくは雨を利用してよりよい土を探して外に出てくるなんて話も聞いたことがある。

それらしい話だが本当にそうだろうか。逆に土中の水不足により、水を求めて命がけの移動をしていることもありえそうだと自分は思った。

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