1日3食はエジソンの陰謀だった
発明王として名高いエジソンは、優れたマーケッターでもありました。
ある時、雑誌のインタビューで、
「どうしてあなたは次々とそのような発明を次々とできるのですか?」
と聞かれたところ、
「1日3食食べているからです」
と答えたそうです。
それまで、1日2食の生活でしたが、このエジソンの言葉にあやかろうと1日3食の人が増えました。
しかし、この裏にはエジソンの深謀がありました。
それは、当時発売されたトースターの売上を増やしたいという思惑があったのです。
「1日2食は体に悪い。健康のために朝食を食べよう」といったキャンペーンなども行ったようです。
バレンタインデーなども同様に顧客に消費させるという戦略です。
日本では江戸時代まで1日2食が普通でしたが、明治になり西洋文明が入り1日3食に変わっていきました。
こうして、必要以上に食事することで、逆に不健康な人も増えたという面もあります。
人間本来は1日2食の生活が自然なのです。
エジソンの陰謀に騙されてはいけません。
目覚めましょう!
という話をここまで書きましたが、この話をそのまま信じてしまう人は起業には向いていないかもしれません。
この話本当かな?と自分できちんと裏を取る姿勢が重要です。
優秀な詐欺師というものは9割は本当のことを言います。
そして、1割の中に巧妙に嘘を混ぜてくるのです。
この割合が逆ならだれも鼻から信じません。
人からのアドバイスは大切に素直に聞き入れることも大切な反面、信じて依存するのではなく、自分で調べたり考えることも重要なのです。
例えば、「江戸時代まで1日2食が普通」と書きましたが、それって本当かな?と疑問を持って調べると、1日3食の食事習慣は元禄時代の頃から定着したという説もあります。
菜種油が安価で入手できるようになり、夜の照明が普及したので、夜の活動時間が長くなり、朝晩の間に食を摂るようになったという説もあります。
これが本当であれば、日本での1日3食の変化にはエジソンは関係なさそうです。
1日3食はエジソンが起源説と元禄普及説と2つ取り上げましたが、どちらが正しいとかではなく、今回は自分できちんと調べる・考えることの重要性について書きました。