Face myself❹(リトルとさんぽ)
先週の祝日のこと、
頭がくたくたになったわたしは、
ふと2017年からリトルとお散歩コースである公園、
しかもほぼ人の通らない脇道、
を歩きたいと思いました。
手をつなぐイメージをして、
リトルの手の感触を感じるように意識をとぎすまし、
歩きながら話しかけます。
このような散歩は、確かに数か月ぶりで、
旅に行っても以前のように、
リトルの手をつなぐイメージはしていませんでした。
すぐに涙がぽろぽろと、
こぼれてきました。
リトルが喜んでいるイメージがきて、
胸の中心がきゅっとじんわり熱くなりました。
朝は、
いろいろ悩んで、決断して、
食事も喉をとおらなかったとき、
じゃがりこがひとつ残っていたなと手に取ったとき、
トップの写真のメッセージが目に飛び込んできたのです。
「味方だよ」
リトルからのメッセージのようで涙がふきだしました。
そのあとの、リトルとのお散歩。
お礼の散歩。
二人で歩くイメージをしながら、
一歩一歩を大切に、
ひさしぶりの公園を歩きました。
その後、
この街の下町の商店街に寄るか、
あれこれ思案したとき、グッドアイデアが浮かびました。
明石城公園で毎年ひらかれている
「ひょうごまちなみガーデンショー」に行こうと!
実は毎年、ガーデンショーに行ってるので良いタイミングです。
すぐにその場をあとにし、
電車で明石に向かったのでした。
そのつもりで電車に乗ったのに。
明石で途中下車するはずだったのに。
いざ着くとめんどくさくなって、
もう帰ろ、というモードになってしまい、
立ち上がろうとしたけど、座りなおしたのです。
なんと、奥さん・・・
その五分後、何が起こったかと思いますか・・・?
怒り狂ったおばさんが登場したのです!!
しばらく、「ま、いっか」はあえてやめていたので忘れていましたが、
以前はよく怒られました。
かなり怒られたときの記事です。
よろしければ💦
というわけで、この休日はリベンジです。
ガーデンショーに向かいます。
その前に、三か月に一度の歯のクリーニングに行き、
これまではラーメン屋さんに寄って、
黒焦がしニンニクのラーメンと、
チャーハンを食べるのが至福でしたが、
七月末で閉店。
めぼしをつけていたご飯屋さんは、
土曜日まさかの臨時休業で、路地をさまよいました。
すると、ちょうど表にのれんをかけたお好み焼き屋さんがありました。
久々にお好み焼きもいいな、と
吸い寄せられるようにそのお店に一番客として入りました。
一番ボリュームのある「モダン焼き」を注文して、
わたしは少しの不思議を回想していました。
それは、母についての記事の中に書いたのですが、
「気になる」を、葬る癖をまた無意識でやっていたこと。
カーペットが足跡まみれで除去されなかったことに
ストレスを感じていたこと。
その無意識の癖に気づいたとき、
「気になる」「気にしている」を許可した翌日、
カーペットの汚れが見事になくなっていたこと。
つくづく、目に見える現実は、
すべて思考と紐づいている。
許可したとたん加えて、
「今までなんとなく生理的に苦手だった異性」
「敬遠していた異性」
が、あまり気にならなくなったのです。
たとえば、あの時間帯にいるコンビニのおじさんとか、
裏の畑で大声でしゃべるじいさんとか、
気にならなくなった。
不思議な副産物とか言いようがなくて、
でもそのほうがとってもラク、
軽やかで素晴らしいな。
そんなことを思いながら、モダン焼きをいただいていたら、
戸が開く音がして、
男性がわたしの席のひとつあけて
座りました。
「一人です」
といったイントネーションも、
メニューを店員さんに尋ね方も、丁寧であり、
気後れしているふうもなく、
とても印象の良い男性でした。
しばらくして、その男性がたのんだ「のり巻き」というお好み焼の由来を店主さんが説明して、わたしもなるほどと納得し、
(京の舞妓さんがいただくのに苦労しないよう、小さく焼かれたのがのり巻きだそう)
その相槌をうちながらの返しもなかなかのもんでした。
男性は、名古屋の方で、
三時の出番まで街を散策している、
と言っていました。
(何の出番かは聞き逃しました)
わたしはといえば、
「一番ボリュームのあるのください!」
と言ってモダン焼きを頼んだのですが、
いよいよ完食するのが難しいと判断しました。
男性の頼んでいる「のり巻き」は、わたしでいえば腹八分の量。
食べかけを譲るのは初対面の方に失礼かと思いつつ・・・
わたしはむしろ、声をかけたかったのかもしれません。
「箸はさわってないので、きれいなので、よかったら食べるの手伝ってもられえませんか?」
と、その男性にお願いしていたのです。
彼は、
「いいんですか!?モダン焼きって何なんだろうと思っていました」
と、快く笑顔で引き受けてくれました。
お店のおばちゃんは、ほれみたことか、と言わんばかりの表情で、
「ごっついボリュームやろ」
と笑っていました。
はい、かなりのボリュームでした、
とわたしも笑いながらお会計をすませ、席を立ちました。
ありがとうございました!とわたしの顔を見て礼を言ってくれた名古屋の方は、二十代後半か、三十代前半の若い方でした。
このようなことも、
以前のわたしからすれば、まずないことでした。
少し自分に驚きながら、でも確実に暖かく、
いいものだなぁと胸がじんわりとなりながら、
店をあとにしたのでした。
ブロックを外していくと、
いいことしかないような気がしてきます。
さぁ、リトルちゃん、いよいよガーデンショーですよ
リトルちゃん念願のガーデンショー!
奥さん、
リベンジで向かった先には何が待っていたかと思いますか?
特に、
何も・・・笑
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