![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/134956113/rectangle_large_type_2_c6047873d60f1f841e00f1bd67b2301c.jpeg?width=1200)
ご縁が素敵ノォト(山梨県甲府)
2016年、
当時は寝てもさめても、仕事一色の日々でした。
仕事で「色」の配色ばかり考えている頃でした。
4月、出張で山梨県甲府に向かう。
出張とはいえ、はじめて行く場所にはわくわくどきどきが止まりません。
随分早くに家を出て、
(といっても神戸から甲府までの道のりは長い!)
有名なあずさに乗って、
時間の許す限り甲府を堪能する意気込みでした。
二時頃甲府に到着し、
繁華街向けて歩いていると、路地におしゃれなカフェを発見しました。
「cafe cuiller」
まだ休憩するには早いわね、
と、カフェを横目に通り過ぎ、
ひととおり甲府の観光めぐりをしたのでした。
(SADOYAというワイナリーショップも行きました!
確か、甲府ワインとピクルス買った記憶があります)
そんなこんなで夕方疲れ果て、
しかもわたしはスーツ姿、靴も確かパンプスだったような気がします。
時刻は五時前か?
よぼよぼふらふらしながら、近くで休憩できそうな店、、、と
探せど良い塩梅の店がない。
結局、一番先に見つけて、いいなと思った
カフェキュイエールに、なだれ込んだのでした。
「ビ、ビールを、ビールをください、、、」
と、命からがらな悲壮感を漂わせ、
おきれいな店主さんにオーダーしたのを、
昨日のことのように思い出します笑
![](https://assets.st-note.com/img/1711267733480-8Os4lua26G.jpg)
わたしがちょうど座ったソファー席の壁に、
「緑の光」
というタイトルの油絵が飾られていました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711267666385-UsrSqIoCyA.jpg?width=1200)
ぼうっと眺めていると、
店主さんが「いま絵画のグループ展をやっているので、
よかったらご覧ください」、と(多分)言ってくれました。
ビールを飲みながら、
疲れ果てたからだをソファーにべったりとあずけて、
わたしはこの、「緑の光」から目を離すことができませんでした。
海を見ているかのように、いつまでも見ていられる。
まったく飽きない。
深い緑とこもれびの中に、どんどん引き込まれていく感覚がある。
ああ、そうか。
わたしは、絵に、ひとめぼれをしてしまったのか。
気づいてしまったら、
連れて帰らなければなりません。
出張といえど、まあスーツケースにワインも絵も入りそうなので、
購入しました。
そこから、
カフェ キュイエールのオーナーKさん、
画家の小野理恵さんとSNSでつながり、
現在も交流があることはうれしい限りです。
わたしがひとめぼれした絵を描いた人は、
どんどん活躍の場を広げ、
(活躍の場を広げるたび、わたしって見る目あるよなぁ、
まいっちゃう、と天狗になります)
2022年、夏には、
神戸の「BIOME KOBE」で個展をされました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711269815970-bn0mG5o8k7.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1711269827062-nQcHe9ks0d.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1711269840949-uL7LPzrzCP.jpg?width=1200)
理恵さん、今後も益々のご活躍を期待しています。
そして。
わたしが「ビールを、ビールをください」と、
なだれこんだカフェのオーナーさんから、先月メールをいただきました。
実家の整理をしていたら、
画材が出てきたけどいかが?
水彩色鉛筆みたい。
と。
ファーバーカステルの色鉛筆は現在絶賛愛用しているけれど、
水彩色鉛筆はまだ未知の領域。
必要なければお譲りください、と連絡すると、
めっちゃ立派なセットが届き驚愕しました!
![](https://assets.st-note.com/img/1711270337893-NKM3X2b653.jpg?width=1200)
(今は見れない)説明ビデオ、水彩色鉛筆、スケッチブックまで!
YouTubeで一回使い方を勉強して、
昨日おずおずと描いてみました。
不思議です。
モデルはいつものリトルとあーちゃんなのに、
画材が違うだけで、意図せず、勝手に画風が変わってしまいました。
![](https://assets.st-note.com/img/1711270327189-IcJ3DRUydx.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1711270351657-QtPYTFdZsZ.jpg?width=1200)
王冠授けました
色を塗りながら、
ご縁のありがたさとか、
不思議さとか、
尊さとか、びしびし感じました。
本来は、縁もゆかりもない山梨の甲府でたまたま
ビールが飲みたい、
と焦がれるように導かれるように入ったお店で、
現在もこのように繋がれていることに。
(あのときの我々はきっと、2024年にご実家の水彩色鉛筆、カイトが使っているよ、と夢にも思うまい笑)
ご縁は、不思議で素敵。
リトルが連れて行ってくれたのかもしれません☺
![](https://assets.st-note.com/img/1711272110434-3EeJFiznxe.jpg)
![](https://assets.st-note.com/img/1711272122617-xsJRB2X4Jo.jpg)
やっぱり富士山は生のすごかった!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回はテキスタイルデザイナーさんとの、
ご縁が素敵ノォト、綴りたいなと思っています。