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自己紹介その2

自己紹介はしません、その理由は僕の正体がバレると小説が書きにくくなるから。実は家族さえも僕のペンネームを知らない…知られてしまったらもう恥ずかしくて執筆は無理。でも少しづつ自己開示はしていこうと思っています。

さて前回、宇宙が好きだと書きましたが、僕は天体観測をするとかそんな感じの宇宙好きではありません(住んでいる所が街中で天体観測には適さない)。ただひたすら宇宙に関する本を読むのが好きなのです。

自分が宇宙好きになった瞬間を僕ははっきりと覚えています。

それは小学校高学年の時のこと、ある授業で(理科じゃなかった気がする)先生が突然、宇宙の話を始めたのです。

…星までの距離は「光年」っていうもので表すのですよ…

…何故なら、星まで行くのに光の速さで何十年、何百年とかかるからです…

(おおー!!!)

そんな言葉たちの壮大さに、小学生の僕は圧倒されたのでした。

(すごいっ、宇宙ってそんなに広いんだ!)

でもその日、僕は、知らない間に風邪をひいてしまっていたらしいのです。

寒気がして頭が重く、机に腕を置き、その上に顔を押し当てて、でも話の続きだけは聴き逃すまいと、目だけはまっすぐ先生の方に向けていました。

その姿に気づいた先生は、「マルティンくん、その態度は何なんですか?」そう言って僕を教室の隅に連れて行き、立たせました(昔の先生って大体そんな感じでした)。

ここで僕が「先生、寒気がするんです」とか言えばよかったのでしょうが、それを言うと保健室に行かされて話の続きが聞けなくなってしまう!
だから僕は、立ったままで頑張って宇宙の話を聴き続ける事にしたのです…

そのあとどうなったかはよく覚えていません。結局、早退させられたらしいことは記憶にあるから、多分先生が僕の顔色などから異変に気づいてくれたのでしょう。まあそんな感じの子供だったので、以後中学校に入るあたりまでしばらくは割と科学少年っぽかった…けれど、中学校一年の時に今度はクラシック音楽の鑑賞にのめり込んでしまい、以後、音楽オタクへの道を歩む事となったのです。


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