健康との付き合い方#1
どうしてもやめられないもの。
例えば、たばこやカップ麺などの最悪といわれるものであっても、体に悪いと思い、罪悪感を抱きながら吸ったり食べたりするのと、頑張っている自分へのご褒美という風にプラスに考えながらするのとでは、体への影響はまるで異なるでしょう。なぜなら、それによって受けるストレスが全然違うからです。
いえ、むしろ後者は前者と同じ行為であるにもかかわらず、ストレスを解消する行為へと変わっています。ただ、認識を変えただけで真逆の行為へと変貌を遂げたのです。
やめられないものはやめなくていい。いえむしろ、これだけは絶対に譲れないと腹を決めて覚悟が備われば、それほど悪い行為ですらもなくなるかもしれません。なぜなら心がもたらす健康への影響は絶対的といえるほど大きいものだからです。
ですから、健康にとって最悪なのは、悪いものを悪いと思いすぎ、やめられないことに罪悪感を抱きながらも変わらず続けてしまうこと。
これは、間違いなくすさまじいストレスとなるでしょう。さらに、ストレスは喫煙よりも体に悪影響を及ぼすというデータもあります。なので、最悪のうえに最悪を積み重ねた、最最悪とまでいえる行為です。
もし、あなたが毎日カップ麺を食べているような方だとしても、5年前の私と比べれば、どうということもないでしょう。
その頃の私は、お昼にカップ麺2つと大盛弁当、さらにコンビ二スイーツ2つ。夜は、ウイスキー、ワイン、日本酒など、5・6種類のお酒を浴びるように飲みつつ、丼ごはん三杯、さらに大量のおかずを全て食べつくすといった生活をしていました。
運動なども一切せず、食事がそのような有様ですから、睡眠もまともに取れるはずもありません。しかも、たまにではなく毎日ですよ。
(今でも食べられる量自体は変わっていないので、食欲に抗うことが難しく、ドカ食いすることもあります。)
そんな状態から始めていったにもかかわらず、小さなことの積み重ねだけで今ではすっかり健康オタクです。ですから、何があるかなどは全く分からない。
もし仮にマイナス100のことをしてしまっても、ほかのことで取り戻して全体の合計で60点くらいを目指せばいいのです。これは健康に限らず、なんにでもいえることだとは思いますが、0か100ではない。時には折り合いをつけていくのも健康作りには欠かせないことです。
何か一つ、健康にいいこと始めてみませんか?千里の道も一歩から。