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弦楽器のヴィブラートについて考える 〜かけ方の種類や組み合わせ方〜

ヴィブラートを形成するのは ①揺れの幅 ②揺れの速さ の2つの要素である。

①揺れの幅

揺れが小さい⇄揺れが大きい

②揺れの速さ

揺れがゆっくり⇄揺れが速い

この2つの要素の組み合わせで多彩なバリエーションのヴィブラートを作ることができる。例えば…

・揺れが大きく、速い

・揺れが小さく、ゆっくり

・揺れが大きく、ゆっくり

・揺れが小さく、速い
…など。

言葉で表してしまうと4つに分類されてしまうが、実際には無限といっていいほどのヴァリエーションがあるだろう。また、音の中で速さや揺れの幅を変化させることもできる。

多様なヴィブラートを発見、習得する方法として「速度レベル1~10」「幅レベル1~10」などと自分で段階を設定して組み合わせてみるのもいいかもしれない。
そして実際の楽曲の中で最も適格なものを選ぶ。(シリアスな場面では…?牧歌的な曲では…?国や時代など)

「かけること」に終始せず無限の音色を作る手段のひとつとして追求する姿勢を持ち続けたい。

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