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7月9日 SusTable Study Day

7月9日をSusTable Study Day として、勉強会を行った。
ヴィーガン食と環境問題食の未来についての動画を見て現状を知り、考えや感じたこと、思うことを共有し、最終的に自分たちが今後どのようにアクションを起こせるか考えた。


ヴィ―ガン

ヴィ―ガンについて学習するグループは、以下の2つの動画を視聴した。

これら2つの動画を視聴した後、グループディスカッションで以下の3つのテーマについて話し合った。

①どのような食生活を広めるべきか?
ヴィーガン?
ラクト・ベジタリアン(菜食・乳)?
ラクト・オボ・ベジタリアン(菜食・乳・卵)?
ペスコ・ベジタリアン(菜食・乳・卵・魚介)?
ポーヨー・ベジタリアン(菜食・乳・卵・魚介・鶏肉)?
or
他の組み合わせ?

②お肉に従事する人が、ヴィ―ガンの問題にどう対処するべきか。

③いきなりヴィーガンになる必要はない。まずは何から始めるべきか。なにをするべきか。


・様々な菜食の組み合わせが、いい。
・肉や魚を摂取することは徐々に控えていったほうが、環境にやさしい。
・魚の加工食品の代替食品を広める。
・卵や乳製品を摂取することはよい。
・動物性食品にしか含まれていない栄養があるため、全く動物性食品を摂取しないようになると、必要な栄養が足りなくなるのでは。


・なるべく地球に優しい方法で生産する。
・肉の代替品を売る。
・畜産の規模を小さくしていく。
・肉の量ではなく、質にこだわる。
・飼料となる穀物の量を減らす。
・肉の専門家。大豆ミートを改良するためのアドバイスができる。


ヴィーガンについて知ることから始める。
・大豆のミートなど代用品を少しずつ使う。
・ビーガン=ストイック、健康志向の人がやるというイメージを払拭。それが目的では無いことを理解する。
・食べてみた経験が無いから、満足感がなさそうというイメージを持っている→実際にお店に行って、食べてみる。
・手軽なヴィ―ガンレシピの案を提案する。⇒PBF生活の実施を促進させる。

食と環境

食と環境について学習するグループは、以下の3つの動画を視聴した。

これら3つの動画を視聴した後、グループディスカッションで以下の3つのテーマについて話し合った。

①カーボンオフ食品を普及する際、直面する課題は?それを踏まえ、食品をどのように工夫すると自分たちは従来の野菜よりカーボンオフ食材を買おうとするか?

②地球温暖化によって食べられなくなると予想される食品は多い。他にどんな食材があるのか、どんな対策があるのか調べる。この現状を知り、消費行動を変えるか?どのように変える? 

③製造面とは逆に消費におけるロスも多いことがわかる。賞味期限が近い商品を買う意識付けはどのように行えるだろうか。


〈直面する課題〉
・従来の生産方法と異なるため、商品を買う抵抗感がある。
・生産者側・・・初期費用が高い。
・消費者側・・・ほしい量で買うことが難しい、普通の食品と比べて高価である。

〈どうすればカーボンオフ食品を買おうとするか?〉
・ECサイトといった興味ある人が簡単に購入しやすい場で、販売を試す。
・値段を従来のものと同じくらいに。
・より手軽に。
・食品の生産者がわかる安心感。


〈食べられなくなると予想される食品〉

・チョコレート、魚類、肉類、パスタ、はちみつ、ビール(麦)、ワイン(ブドウ)、トウモロコシ。
〈対策〉
代替食品に変える。
(例)蟹⇒かにかま(?)、ソーセージ(肉)⇒ソーセージ(魚)、コーヒー豆を使わないコーヒーなど。
・農法を変える。(化学肥料を使いすぎない。)
・エアコンの設定温度の規制。
・公共交通機関(バス、電車など)を使う。
・地産地消を促進させる。


・まとめ買いをせずにスーパーへ行く頻度を増やす。
・賞味期限と消費期限の違いの周知。
・賞味期限切れの販売コーナーをつくる。
・賞味期限前と賞味期限切れのものを食べ比べてみる。⇒変わりないことを体験してみる。
・日本と海外の賞味期限の定められ方の違いを知る。

食の未来

食の未来について学習するグループは、以下の動画を視聴した。

この動画を視聴した後、グループディスカッションで以下の3つのテーマについて話し合った。

①「消費者の需要を供給側へ伝える」に関して消費者と供給者の接点を増やすのに、わたしたちにできることは何だろうか。

②動画内の様々な水問題について消費者に深刻な問題であるとどのようにすると伝わりやすいだろうか。

③海外に食品を頼ってる日本は今後どんな問題が発生するだろうか。


・誰がつくっているのか関心を持つ。
お互いに交流する機会を設ける。(商品の袋に付いているQRコードから農家さんに連絡する、農家のホームページやSNSを作成する。)
・実際に作っているところに行って、農業体験をしてみる。
・供給者側(農家、畜産業、漁業)が消費者のニーズに応えられるようにする。
・消費者が食べ物が余ることの関心をもつ。
・スーパーでのフードロス
日本のスーパーは欠品状態が好ましくないとされている。
⇒常に新しい商品が入ってくる。⇒古いものを捨てる。⇒フードロス。
供給側の意志だけではなく、スーパーが売りたい量を伝えるべき。
→伝えたところで供給をコントロールすることはできる?→わからない。


文字だけではなくリアルな画像や動画を用いて視覚的にインパクトを与える。
・水が無くなった未来の映像を作って見てもらう。
・学校の授業で取り扱う。


海外で戦争や災害が起こった時に、日本に食料が届かなくなる危険性。
・海外の食品の方が値段が安かった場合、日本の食品の売り上げが低下→日本の産業の衰退、農業の担い手不足につながる。
・世界経済の状況によって値段が安定しない。
・新鮮な物が食べられなくなる。
・外国の輸入食品に頼りすぎると、その国の生産量によって日本の供給量が左右される。

感想

食を取り巻く問題を解決するためには大きなアクションが必要であると考えていたけれど、今回の勉強会を通して問題を解決するために自分たちがすぐにでも起こすことが出来るアクションがあると感じた。今回の勉強会はSusTableの活動で自分事として、意見や価値観を形成するために必要となる知識を蓄えるのに、大変充実した時間となった。今回の勉強会で得た知識を生かし、今後の活動内容を深めていきたい。




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