ただそばにいてくれるだけでいいって人間を目指してみることにする
8月14日
妻と息子が10日間に及ぶ
2024年帰省の旅
から無事に帰還してきた。
もちろん嬉しいに決まっているのだけど、連日、仕事が忙しくて疲れ果てていたせいか、そもそもシャイな自分の性分のせいか分からないけど、最初に再会したときの僕のリアクションの薄さがどうやら妻は気に入らなかったようだった。
何しろ彼女曰く、
「◯◯(息子)と帰ったら、3人で抱き合おうと話してた」
らしいから(ほんまかいな笑)
で、こんなことを言うと飛んだ自惚れ屋さんと思われるだろうけど、妻も息子もこの数日、やけにテンションが高いから、二人ともなんだかんだこんな僕と再び一緒に暮らせることが嬉しいのかもしれない。
でも、一方で、正直、家にいる時の僕は、自他ともに認める完全な腑抜け野郎でもある。
なぜなら、毎日、仕事で張り切りすぎているせいで、家に帰る頃には、まさに出がらしの茶葉みたいな状態になっているからだ。
そんな僕のポンコツぶりを示すエピソードが昨晩もあったばかりだ。
読書感想文で息子が読んだという「野尻湖の象」について、まず僕がこう尋ねたのだった。
「その象ってマンモスなの?」
息子「いや、違うよ」
僕「じゃあ、なんモス?」
息子「へっ?」
僕「いや、万モスじゃないなら、三モスとか千モスかなあ、と」
息子と妻「は、はあ?」
これ僕的には渾身のギャグのつもりなんだけど、二人には全く伝わらなかったし、結局、いつものように
「お父さんってやはり全然面白くないよね」
という結論に達したのであった。
でも、そんな風に呆れている二人の顔はどことなくとても楽しそうで、だから、少なくとも家での僕は面白くなくても、賢くなくても、カッコよくなくても全然いいのかもしれない。
ちなみに、ずっと自分に自信が持てなくて自己肯定感がマイナスだった僕は、だからこそ、そんな自分を少しでも好きになれるように、人一倍、いや人三倍くらい勉強や仕事を頑張ってきたという自負がある。
でも、そこで学んだのは結局のところ、
過ぎたるは及ばざるがごとし
ということだったように思う。
でも、だからこそ、そんな間抜けな僕を愛でてくれる
あったかい家族に囲まれているのかもしれない。
そう考えると、今までの自分の努力は決して無駄じゃなかったと思えてくるし、もしかしたらこれからは会社でももう少し肩の力を抜いてやってみてもいいのかもね。
そして、そんな僕が目指すべきなのは、つまるところ
なんでもこなせる優秀な人材とかじゃなくて、
ただそばにいてくれるだけでいい
って思ってもらえる
そんな人なのかもしれない。
なんてことをソファの上で、ぼんやり考えていたら、
「なんでこんなところに、タオル突っ込んでるのよー!」
という妻の怒号が聞こえてきた。
まだまだそこに至る道のりは遠いと思った(笑)
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