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心に茨を持つお父さんの決意表明

朝起きたら、妻から思いがけないことを言われて、寝ぼけまなこから一瞬で目が覚めた。

なんと息子が世界で一番好きな人に、彼女と一緒に僕の名前をランクインしていたそうなのだ。

これまで家事や育児はほとんど妻に任せっぱなしで、僕は自分が遊びたいと思ったときだけ息子と付き合ってきたから、正直、彼女、気を悪くしてるだろうな、と心配してたら、案の定、かなりショックを受けていた事実を先ほど、息子からこっそり聞かされた(苦笑)

まあ単純に母親の絶対的な愛情から、父親からの相対的な愛情を求める年齢になってきただけなんだろうけど。

もちろん本音は飛び上がるくらい嬉しいけど、それ以上に、ホッしている自分に気がつく。

ちゃんと僕の愛情が息子に届いていて、よかったな、と。

それは間違いなく彼が大人になったときに大きな力になるはずだからだ。

一方で彼に対する贖罪の気持ちを僕はずっと抱えてきた。

彼の今の苦しみ(心因性の吐き気)は、同級生からの暴力という明確なきっかけはあったとは言え、小さい身体では抱えきれない不安の種を僕自身も彼にたくさん与えてきたという自覚があるからだ。

例えば、彼の前で他人や会社の悪口をたくさん言ってきたし、あと最近は少なくなったけど、以前は数ヶ月に一回位のタイミングで、家族の前で突然、キレたりもした。

そんな僕の不名誉なあだ名のひとつは、あのバカヤローの大島渚監督にあやかって、

である(苦笑)

そう言えば、話は突然、変わるけど、昨年の今日(大晦日)、僕はその年の最後の記事に僕の心に刺さってずっと取れずにいる棘の話を書いた。

そして、僕が誰かに対して攻撃的になったり、不機嫌になるときは、決まって、その棘のあたりがチクチクうずいていることに最近、ようやく気がついた。

つまり、かつて、「心に茨がある少年」だった僕は、それから約30年の時を経て、

心に茨があるお父さん

になったというわけ。

そして、この茨の棘がやっかいなのは自分を傷つけるだけじゃなくて、周りの愛する人たちをも傷つけてしまうということだ。

だから、ここまで来るとさすがに抜くことはかなわないから、なんとか棘の先っちょを丸くして、なるべくチクチクしないような方法を考えたい。

そして、その方法とは、僕のかけがえのない大切な人たちを、そして、その人たちに囲まれている自分自身を

信じること

以外に術ないと

少なくとも今の僕は考えている。

まあ、言うは易しで、実行するのはなかなか難しいんだけどね。

しかし、そんな弱気な僕をまるで叱咤激励するかのように

家のリビングの壁に飾られた、ある絵が今日も僕を凝視している。 

それは、僕がその類まれな才能と真っ直ぐな生き様をリスペクトしてやまない、歳の離れた親友から送られた

僕の似顔絵

である。

この奇跡のような出来事が決して夢ではなかったことを、この絵はこれからも僕の目の前にしっかりと存在し続けることで力強く証明し続けるに違いない。

そして、その絵を見つめていると、

いつの日か、僕の心にも、僕を愛してくれる人たちの言葉を信じる力が芽生えるときがきっと来ること

そして、お互いに心の底から、笑い合える日がきっと来ること

そんな楽観的な未来予想図を自然と心に描き始めている自分に気がついて不思議な気分になる。

そして、

世界中のみんなが幸せになってしまえばいい

って、

今日くらい本気で神様にお願いしたっていいだろう。

A Happy New Year!

さあ、もうすぐ最高の一年の幕開けだ。

P.S.
たくさんの会話(Conversations)を重ねた今年一年を締めくくる曲はやはりこれでしょ!


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