この暑さ、さすがに滅入ります。食欲減退、意欲も減退。ですが、台所仕事を担う身としてはこのままではいけない、なんとかせねば、と無い知恵を絞ります。それにしてもこの物価高、根菜類がこうも高いとカレーを作る気にもなれません。かと思いきや、一昨日は株価の下落が下げ止まらず速報で飛び込むほどのビッグニュースでした。果たして、1987年のブラックマンデーを超える株価暴落で午後2時過ぎにNHKのテレビ画面が急にアナウンサーと金融専門の解説者に切り替わりました。経済、金融にあまり積極的ではない私はただぼーっとテレビを観てたわけですが、夜7時のニュースでも一番大きく報じてたのでよほどのことなんだと改めてテレビに見入ってました。昨日は一転買い戻しで、これまた過去にない株価の上昇だったのは言うまでもなく…
市井の人々の一人である私としては、地球温暖化を食い止めるべく世界中同時に、いっせーのせ、でなんらかの手を打つ、そちらの方がずっと身近で重要に思えてならないのですが…野菜が高くて手が出ないのは、誰にとっても困ることなのではと真剣にスーパーマーケットの野菜売り場を行ったり来たりしては、誰にも言えずに悩んでます。このままだと米も不作になるのでは…昨年の猛暑で米があまり穫れなかったのはどれくらい知られているのでしょうか。その昨年よりも今年はさらに猛暑酷暑なのです。
今日のニュースでは、「サイレントキラー」という言葉、概念が解説されてました。世界中で酷暑なのだそうです。海水温が平均で2℃上昇は恐怖です。国連のグテーレス事務総長は地球温暖化ではなく、地球沸騰化の時代が来たと発言したのは2023年のこと。国際労働機関(ILO)は気温上昇による労働者の健康を守らねばならない、それから地球温暖化による生産性の低下、利益の損失を発表した模様。そうです、こんなに暑くちゃ働こうにも働けません。夏なのに夏野菜が育つ前に病気にかかって出荷できず、全体の出荷量が減り結果夏野菜が高くて買えない消費者の構図。茄子の素焼き、揚げ浸し、糠漬け、ああ食べたい。なんだ、自分で思うより食欲はありそうです。ただ暑すぎて頭が働かず、体も言うことを聞かず、といった感じでしょうか。
そんなこんなで、目を皿のようにして見つけた安価なお野菜は冬瓜でした。4分の1カットで98円税別。冬の瓜と書いて夏野菜。確か利尿作用があったような…
献立くらいは楽ちんに考えられるようにしたいものです。
全ては地球温暖化を食い止める、これに懸ってるように思います。美味しいものを食べて、心も体も健やかに、お金を稼ぐ労働も、対価の無い労働も気持ちよくやれるようになるともう少しスペースができて、楽ちんな暮らしがそこには待ってるような気がします。
外は雷さまの稲光、ザーザーと雨の音もし出しました。
悲喜交交の内
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