バリキャリが週1回1時間のパーソナルトレーニングを3年間継続した結果を振り返ってみる
はじめに
今や芸能人やセレブだけでなく、一般的になってきたパーソナルトレーニング。都内にも続々と新しいコンセプトのジムができている。私の周りでもパーソナルトレーニングに通う人はここ数年で非常に増えたと感じる。
私がパーソナルトレーニングに通い始めてちょうど3年が経過した。トレーニングを始める際には、「パーソナル 女性 効果」「週一 パーソナル 意味ある」とか調べまくっていたが、結局都内のパーソナルトレーニングの広告にたどり着いてついてしまい、リアルな声がなかなか得られなかった。なので、実際どうだったかという生の声をここにお届けしたい。
最近少しだけ運動や食事が緩み気味だったのと、文章もあんまり書けてなかったなというので、自分への戒めと、リハビリも兼ねて、noteを書いてみた次第である。
結論ファースト:効果とは
読んでる方が知りたいのってここだと思うので、最初に書きたい。
①定量効果:体重の減少からの維持、体脂肪率・筋肉量のバランスの変化
定量的な効果として、体重は1-2kg減をキープしながら、徐々に筋肉量が増えて体脂肪率は減ってるという極めて地味な成果である。元々割と標準的な体型なので、すごく減量したいと言うよりは、全体的に引き締めたい、運動不足を解消したい、という目的なので、そう言う意味では目的は達成していると言える。食事制限などはほとんどしておらず(流石に深夜にラーメンを食べるとかはしない前提)、そもそも30代とは加齢に伴い年々基礎代謝が減っていくため、20代と同じように暮らしているだけで太っていくという恐ろしい世代なのだが、にも関わらず体重を安定して維持できていることはありがたい。
もし本当に減量したい場合は、運動だけで、と言うのはやはり難しいと感じる。ましてや私のように週1回1時間運動するだけで痩せるはずない。食事の見直しが必須であろう。
②定性効果:見た目の維持
定性的な効果としてもいくつかある。
まず、見た目が維持できている、と思われる。年々重力には抗えなくなっていくと思うのだが、重力に多少なりとも抵抗できていると信じている。もちろんお世辞も含まれていると思うが、「ずっと変わらないよね」「なんか痩せた?」「綺麗になったよね」「スタイル良いよね」と言われることが、ここ数年で非常に増えた。主観的にも体型のせいで着たい服を諦めるとか、そう言うことが減ったなと思うし(年々図々しくなってて人目を気にしなくなっていると言うのもある)、トレーニングをしていなかった頃よりも今の方が着たい服が似合うと感じている。写真を見返しても、トレーニングする前の自分より、今の自分の方が顔つきも身体のラインも綺麗だなと感じる。こうして効果を感じているのも継続できている理由なのであろう。
③定性効果:心身の安定
運動を始めてから、基本的に心身が安定している。私は元々心身共にやや強めであり安定しているので、私を知っている人がこの文章を読んだら「これ以上安定してどうすんの」という感じだと思うが。駅の長めの階段も、多少過酷なスケジュールも、知らない国に旅行することも、あまり苦ではない。仮に何か嫌なことがあっても、トレーニングしている時間はしんど過ぎて嫌なことから離れられるので、ストレス解消や手荒なメディテーションという意味でも役に立っているのであろう。
④定性効果:マインドの変化
あと、これは定量的な効果にもつながると思うのだが、マインドも変わってきた。「せっかく運動してるんだし、あんまり無駄に食べないようにしよう」「自分が本当に食べたいのだけ食べよう」「本当にお腹が空いた時だけ食べよう」と考えるようになってきて、なんとなく甘いものを飲む、とか、なんとなく大盛りにする、とかそういうのがなくなってきた。ダイエット経験者ならわかると思うが、運動の辛さに対して消費できるカロリーというのは本当に微々たるものである。であれば、余計なものでカロリーを摂取するのが勿体無いので、だったら食べたくない、と思い始めるのである。ちょっと食べ過ぎたな、という時も、「じゃあ今日は多めに歩こうか」とか、「明日は控えめにしよう」とか、そういう意識が働いていく。そもそも1週間は24時間x7日=168時間もあって、その内の1時間しかトレーニングしていないのだから、トレーニング自体の効果は微々たるものだろう。が、そのトレーニングのおかげで、残りの167時間の過ごし方が変わってきているので、1時間の効果もやはり侮れないものである。
どんな頻度でどんなトレーニングしているのか
頻度としては、タイトルにもある通り、1回1時間を週に1回。基本的にはこのペースである。たまに予定が合わずに行けない時には隔週になったりもする。本当は週2くらいで行きたい気持ちもあるが、無理せず継続できるのが週1回であった。1週間の中で「この日のこの時間はトレーニング」というのを決めてしまうことで、自分の中で習慣化することに成功した。なお、パーソナルトレーニング以外、自宅で筋トレしたり、走ったりなどは行っていない。ヨガとストレッチが好きなので、お風呂上がりに10分ほどしてる程度である。今年からはたまにピラティスも行ったりしている。
トレーニング内容としては、完全にトレーナーさんにお任せである。基本的には面積の大きい尻・足・背中を中心にメニューを組んでもらいながら、腕やら腹筋やら、押したり、引いたり、徐々に負荷を上げたり、飽きないように変化もつけてもらっている。週1とはいえ続けていくと、前にできなかったことができるようになったり、自分の身体の可能性に気づけるので、そういうのは少しだけ楽しい。今日は疲れたなという日は、ストレッチ系多めにしてもらったり、肩が凝ってたらその辺りをほぐすメニューを組んでもらったり、割と柔軟に組んでもらえるのが個人的にはありがたい。ハードなトレーニングをするよりも、ゆるくても続けることを目的にしているので、内容にも緩急をつけることで、継続できているのかもしれない。この辺りはジムの方針にもよってだいぶ違うと思われる。最近は減量目的のジムがやっぱり多いのかなと思うけど、そうすると食事指導までかなり細かいと聞く。私のジムは、「食事制限もしたいならアドバイスするけど」というスタンスなので、特に食事の報告はしてない。
パーソナルトレーニングって良いのか
あらゆるジムが混在する中で、おそらく価格レンジとしては一番高いと思われるパーソナルジムだが、運動経験のほぼない身としては、身体の使い方や回数をしっかり見てもらるので、中長期的に見たら時間もお金も効率的なのではと感じている。
使い放題・行き放題で安価なジムもすごく流行っているけど、いつでも行ける=いつでも行かないになる未来しかズボラな自分には見えなかったので(現に近所に都民用の激安ジムがあったのだが、全然行ってなかった)、私は量より質を重視してパーソナルを選択した。
あと私は「自分は運動が好きじゃない」とずっと思っていて苦手意識すらあったのだが、好きじゃないのは学校の体育の授業で、ジムに通うこと自体は実は好きなのではという気づきもあった。なんだかんだ負荷をかけがちなので、トレーニング中は結構しんどい時間になってしまうのだが、トレーニングした後の爽快感や感覚は悪くない。
何が良くて何がダメかなんてその人次第だと思うので、自分の性格を振り返りながら、無理し過ぎない&張り切り過ぎない(これが重要かも)選択をするのが良いと思われます。何よりも継続が重要なので。
まとめ:不確かな時代だからこそ自分に投資する
地球温暖化は進み、世界情勢は日々混沌とし、日本の未来も世界が羨む状況とは言えなくなってきた今日この頃。100年後、果たして地球はあるのかどころか、来年の今頃、日本はどうなっているのか、私たちは何をしているのかすら不確実である。
「投資」というと、外貨を増やそうとか、もっと投資信託しなきゃとか、そういうところに目が行きがちだが、どんなにお金があっても、一番の資本である自分の心身が健康でなければ、意味はない。そして自分の心身の健康を維持・向上するためには、トレーニングというのは非常に有効な手段ではないだろうか。自分への投資というのは、ハイブランドの物を買うとか、そういうのじゃななくて、運動とか勉強とか読書とか経験とか、仮に無人島に行ったり、私財を全て失っても残るものが、本当の資産なんだろうと、個人的には思う。まぁハイブランドの物も欲しいから買うけどさ。
「あのバッグ買わなきゃよかった」「あの株買わなきゃよかった」はよく聞くが、「運動しなきゃよかった」を始めとし、「勉強しきゃよかった」「本読まなきゃよかった」って、あまり聞かない。運動に関しては、スポーツ選手の選手生命に関わる事故とかそういうのはあり得るけれど、しがないOLが週1回運動しているレベルだと、お金がかかる以外のデメリットは特に見当たらない。
なんだか今日はめんどくさいなと毎回思いながら、ジムに行くのだが、終わった後は、なんだか良いことをした気持ちになる。未来の自分のために、細々とながら頑張っていきたい次第である。