#24 読書録 「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略
実は2023年1冊目に読了した本は、この通称『40歳の壁本』である。
色々と考えてしまって、なかなか感想が書けなかったのだ。
この本を読んだのは、まさしくわたしが今40歳で、壁(個人的には踊り場にいるような停滞感)の存在を感じていて、それを越えたいから。
35歳の時にも壁(当時も踊り場)を感じ、現状を変えようと思って自ら社外出向することで乗り越えた。
今思えば一時的に目を逸らしただけだったのだと思う。新しい環境、新しい人間関係の中で、未経験の課題解決に携わる日々。とても充実していたけれど、あくまで「出向」なので根本解決にはなっていなかった。
出向後、出産を経て元の会社に復職した今、以前よりも強敵になった壁が確かに存在している。
壁本を読んで、そして壁本に関連したvoicyでの対談を聞いて思うのは、今回の壁を乗り越えようときちんと取り組むかどうかが正念場ということ。「40歳以降はずっと壁(ひうらさとるさん×芳麗さん×はるさんの鼎談より)」なので、出向のようなその場しのぎではすぐに立ち行かなくなる。また壁に逆戻りである。
記載されている壁越えの方法は、様々な方が書籍の内容をまとめてらしているのでここでは書かない。
わたしにとってのこの本からの一番の学びは
自分でこれが「わたしの正解」だと思えるくらいに、自分の価値観と向き合う必要があるということ。自分に合うと思うものを自分で選択して、自分で決断して、覚悟を持って実行してようやく「わたしの正解」を実感できるのだということだ。
そして「正解を疑う」「違和感に向き合う」「みんなの正解以外の尺度」「わたしの拘りが価値を生む領域」という言葉。
つい日々の雑務に忙殺されて流してしまう違和感。意識的に捕まえてわたしの自分業を見つけていきたいと思う。
のんびりマイペースな性格のわたしの計画としては、あと8年の時短勤務の間に自分業を見つけ、育て、収入を得ていくことだ。