【ロッテ】ここ最近のロッテフロントがガチすぎる件について。
ご無沙汰しております。
どうも、ふじです。
世はクリスマスムード一色となっていますが、我々ロッテファンにも球団からささやかなプレゼントが届きました。
というか、今年の外国人補強のスピードが速すぎて少し驚いています。
何時からうちはこんな球団になったんでしょうが?
それはおいておいて、今回獲得したのはこれまでとは違う異質な経歴を持つ選手でした。
近年は、MLBで活躍できなかった選手や3Aで無双している選手を獲得するのがトレンドであるだけに、想像の斜め上を攻められたような感じです。
というわけで、今回は契約合意に達した野球好き(多分)な選手について書いていこうと思います。
よろしくお願いします。
ジェームス・ダイクストラ James Dykstra (右投手/PHI3A⇒米独SMBC/33歳)
(1)経歴
ダイクストラは2013年ドラフトの全体183番目でCWSに入団、実はその前に2度ドラフト指名を受けていますが、2回とも入団合意には至らなかったという過去があります。
そんなダイクストラの入団後は、マイナーリーグ暮らしが長く続き2016年にはTEXへとトレード。
しかし、移籍先のTEXでもなかなかMLB昇格を果たすことができずに2018年にリリースとなってしまいました。
その後、同年から米独立リーグに籍を移し2019年いっぱいまで様々なチームで登板を重ね、2020年にTOTとマイナー契約。
しかし、またもやMLB昇格を果たせず2021年でTOTを退団。
2022年からはメキシカンリーグ(LMBリーグ)のチームと契約を結ぶも、すぐにFAとなり同年7月にPHIとマイナー契約を結びました。
しかし、同年8月にリリースされ、同月16日に2019年に在籍していた米独立リーグへと復帰。
2023年は独立リーグで登板機会を得ますが、7月にリリース。
そして、24シーズンからロッテでプレーすることになります。
2.詳細成績
ダイクストラは、平均98マイル(約158km/h)のフォーシーム、平均82マイル(約132km/h)のスライダー、平均86マイル(約138km/h)のスプリッターを操る右腕。
もちろん直球の強さはこれ以上ない武器ですが、それ以上に与四死球率が悪いため、ギャンブル性が高いというのが前評判です。
ただ、年度によって与四死球率が大幅に変動していることを考慮すれば、気候や食や文化などに馴染むことが出来るかが1つの鍵を握る可能性もあります。
この辺は、チームを挙げてサポートしたいところ。
これとは対照的に、奪三振率では常に圧倒的なものを誇っており、リーグレベルの違い等はありますがここ3年は平均して10.0を優に超えています。(今季の朗希は13.35)
つまりはロマンの塊のような投手です。
にしても、ここ最近のチーム方針が顕わになるような獲得でした。
制球力は度返しして奪三振率を重視した投手獲得が多いのも、澤村の再生に始まり国吉・坂本・西村などの戦力化に成功したからでしょう。
今後のドラフトやトレードなどでもこの傾向は顕著に出ることが予想されます。
3.起用法・期待すること
最後は起用法ですが、吉井監督から「先発もリリーバーもできるということですので、まずは先発でと現時点で考えています」とのコメントがありました。
現時点での外国人投手の起用法は、以下の通りといったところでしょうか。
ここからは個人的な意見ですが、ダイクストラの圧倒的な奪三振能力を考慮すればリリーフの方がいいような気がします。
とはいえ、前回の記事で紹介したフェルナンデスとタイプ的に似ていることまで考慮すれば、実戦まではどちらがロングイニングを投げるか未知数というのが実際のところでしょう。
4.あとがき
ダイクストラの加入で支配下枠も66人となり、これで外国人選手の補強は終了でしょう。
育成枠であれば可能性はあるでしょうが、ここ数年で当たった育成外国人がフローレスぐらいしか思いつかないため、手を出すことは限りなく低いと思います。
加えて、他球団も含めて野手外国人が不発に終わることが近年増加しているためか、投手外国人を多く獲得してきました。
こちらも賢明な判断だと思います。
しかし、こういう記事を書いていて思いますが、やはり近年のチーム戦略が変わってきているなぁと。
数年前とは打って変わって、いろいろな方面からアプローチをし始め、少しずつ結果も実り始めてきています。
あとはチームが勝つだけ。
来季は我々にとっておきのプレゼントを送ってほしいものです。
というわけで今回はここまで、
それではまた次回、さいなら〜