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【ロッテ】うっかり2人の元MLB投手を獲得してしまう。
ご無沙汰してます。
どうも、ふじです。
いやぁー、ついにきました、補強ですよ、補強。
やっぱり、この時期は胸の高鳴りが止まりませんねぇ。
他球団が補強情報をどんどん出していたので焦りがありましたが、とりあえず一安心。(なお、野手補強は…)
というわけで、今回は獲得した2人の外国人投手の特徴などについて書いていこうと思います。
※なお、括弧内の経歴は登板のあった球団のみとします。
1.ジミー・コルデロ(WSH⇒TOT⇒CWS⇒NYY)
![](https://assets.st-note.com/img/1702339012532-SqaiSwb88o.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1702277092293-9gvVTilACb.png?width=1200)
コルデロは平均97マイル(約157km/h)のシンカー、フォーシーム、平均87マイル(約140km/h)のスライダー、平均91マイル(約146km/h)のチェンジを駆使する右腕。
一応”シンカー”と記載していますが、映像を見る限りではツーシームのような小さな曲がりの球種で、同じくスライダーもカッターのように小さく変化するものと大きく曲がるものを使い分けているように見えます。
また、シンカーが取り上げられがちな投手ですが、被打率はシンカーが.232、スライダーが.143。
空振り率も、シンカーが18%程度なのに対しスライダーは40%程度を記録しているため、実はスライダーの方が脅威があります。
![](https://assets.st-note.com/img/1702365834890-3joaRXIGMI.png?width=1200)
https://baseballsavant.mlb.com/savant-player/jimmy-cordero-622772?stats=statcast-r-pitching-mlb#pitch_trackingより
そんなコルデロは、2012年にTOTと契約してプロ入りを果たし、その後2015年までは傘下のマイナーでプレー、同年にトレードでPHIに移籍したのちに自身初となるロースター登録を果たします。(なお、登録されただけでしたが…)
その後は2016年にWSHへトレードで移籍をしたものの初登板の機会はなかなかやってこず、2018年に同チームでやっとMLBデビューを果たし22試合に登板を果たしています。
ただ、WSHでは成績を残せなかったこともあり2019年5月にTOTへ移籍、移籍先のTOTでは1試合に登板したもののDFAとなり、同年6月にCWSへと移籍することになりました。
移籍先のCWSでは30登板,防御率2.75と安定した成績を残し、翌2020年にも防御率は6.08だったものの2年連続となる30登板を果たしました。
ただ、その後の2021年3月にTJ手術を受けたためシーズンを全休。
同年11月にFAとなっています。
術後はNYYへと移籍し、2023年にキャリアハイタイとなる31登板を果たしていたものの、同年7月にDVが発覚しシーズン終了までの出場停止を受けました。
ここまで長々と書いてきましたが、簡単にまとめると19年にMLBでブレイクし2シーズン登板し続けたもののTJ手術。
23年にMLB復帰を果たしたものの、DV規定でMLBから追放という流れです。(MLB球団はDVなどを重く見るため、出場停止が明けても契約をしない場合が多い。)
普通に考えれば彼ほどの投手がNPB、ひいてはマリーンズに入団というのはあり得ない話です。(いまだに信じていない。)
もちろん素行面は懸念されるでしょうが、オスナ(現SB)の例を考えればそこまで心配する必要はないでしょうか。
ペルドモの流出が現実的となった中、これ以上ない補強を果たしています。
たまには、素直にマリーンズフロントを褒めておきましょう。
にしても、なんでうちを選んだのでしょうか?
MLBでも話題の球団だったりして………ないか、
似たような選手像:L.ペルドモ
2.ジュニオール・フェルナンデス(STL⇒PIT)
![](https://assets.st-note.com/img/1702345206538-0le7JliWfA.png)
![](https://assets.st-note.com/img/1702379045098-bzIMeS8m9u.png?width=1200)
フェルナンデスは平均99マイル(約160km/h)のフォーシーム、シンカー、平均89マイル(約143km/h)のスライダー、平均91マイル(約146km/h)のチェンジを駆使する右腕。
こちらもシンカーと謳っていますが、実際にはツーシームのような変化球となっているため、前述のコルデロと同様のピッチングスタイルを展開する投手です。
ただ、2022年の成績にすぎませんが投球割合の8割程度を占めるシンカー、スライダーが共に被打率.280を超えていることは気がかりではあります。
とはいえ、スライダーに関しては空振り率が45%、K%も約26%を記録しているため、そもそものコマンドが悪すぎて打たれているという可能性は否めません。
いずれにせよ、コマンド改善は必須でしょう。(日本のボールなら改善できるかも?)
![](https://assets.st-note.com/img/1702435612461-gwjlfVU1We.png?width=1200)
https://baseballsavant.mlb.com/savant-player/junior-fernandez-658551?stats=statcast-r-pitching-mlbより
そんなフェルナンデスは、2014年にSTLと契約しプロ入りし、その後は2019年途中まで傘下のマイナーで登板を重ねていました。
そして、迎えた2019年8月に念願のメジャー契約を結び、同月11日に初登板を記録。
その年は13登板,防御率5.40を記録しましたが、9月にDFAとなります。
その後はウェーバー公示を経てPITに移籍するものの、僅か3登板で11月に再度DFA、同月18日にNYYに移籍するも12月にまたまたDFA。
年をまたいで1月にTOTへと移籍するも5日後にDFA。
その後はメジャー契約を勝ち取ることなく、FAとなるという変遷です。
こちらに関してはギャンブル性が高い契約でしょうか。
コマンドさえ改善できれば、大ブレイクを果たすことが出来る可能性もあるため、チームとしてコマンド改善に相当自身があるとみていいでしょう。
ただ、獲得時の吉井監督のコメントでは「まだまだ伸びしろがあり、来日してからさらなる成長も期待できる選手だと思います。先発もリリーフもできますが、できれば長いイニングを投げる投手になって欲しいと思っています」というように先発、ロングリリーフ起用を仄めかすような記載がありました。
正直、ここまでコマンドに不安がある投手をロングイニング要因として計算するのには反対ですが、彼が機能してくれれば相当な戦力アップにつながります。
なんとか戦力化したいところです。
似たような選手像:F.ロメロ(元横浜)
3.あとがき
というわけで、今回は新外国人投手の2人について書いてみました。
にしても、ここ最近の投手獲得に関しては奪三振率の指標が関連していそうです。
坂本・西村・澤田・今回の外国人投手といい、この傾向は強そう。
佐々木千隼が現役ドラフトに提出されたのも、この辺の指標が影響していると見ていいでしょう。
それにしても、突然補強情報が出てくるあたりは「らしさ全開」といった感じでしょうか。
今季も中継ぎ陣の酷使が目立ったため、ぜひともブルペンを支えて欲しいところです。
ちなみに、投稿直前にN.ソトの獲得が発表されました。
ロッテフロント「俺たちに言うことあるよな??」
筆者「すみませんでした。」
ポランコの残留やトレードも含めて、まだまだ期待しておきます(笑)
というわけで、今回はここまで。
それではまた次回、さいなら~