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健康は全ての土台

父の死を目の当たりにしてから、人生の意味や幸せについてずっと考えています。

ガン患者の家族は第二の患者とも言われ、精神的な苦痛は本人に勝るとも劣らないと言われているらしいです。
ガン専門医の著書で見た一文ですが、本人ではないので比較しようがなく、父に聞くことも出来ないので、実際のところは分かりませんが...

ただ、ガンの闘病や死に際というのは想像よりもずっと壮絶で、私の心に大きな傷を残したのは確かです。しかし大きな傷を残したと同時に、私にとても大切なことを教えてくれて、人生を変えてくれたのもまた事実なのです。

私はここ数ヶ月無意識に、これまでの自分を振り返り、今後の自分について考える作業を行っていました。深い内省です。

深い内省を日常的に行うには、土台が整っている必要があります。

その土台が心身の健康です。

父を亡くした当時の私は特に体の病気をしていた訳でもなく、精神疾患を患っていた訳でもありませんが、今思えば、心身ともに健康だと胸を張って言える状態ではありませんでした。

それは父を失って情緒不安定になっているとか、父の死に関連したことではなく、もうずっと昔から自分の中で常態化していた慢性的な寝不足、怠さ、貧血、頭痛、イライラ、食べ過ぎといったことです。

病名はつかずとも、このような症状がある人は多いのではないでしょうか。

あまりにも悪化した時には病院に行ったこともありますが、ストレスとか自律神経の乱れからくる体調不良だと医師に言われれば、それは誰しも抱えていることで、対処の仕様がないから適当な薬を飲んで、やり過ごすしかないのだと考えていました。

でも、そうではありませんでした。

世の中には消費を促す魅力的なものが溢れ、それらは、美味しくて、楽しくて、睡眠時間を削ってでも消費しなければいけないもののように思われ、それによって生じる体調不良を改善できると謳うサプリメントや食品、化粧品、運動器具等の消費がまた促され、永遠にそのループの中をまわっているような。

そういう生活の中で、常態化した不調だったのだと思います。

心身の健康を整えるために必要なことは突き詰めていえば、睡眠、食事、運動、内省というとてもシンプルなことだけだと思います。

具体的には

⚫︎10時に寝て、5.6時に起きるようにして、7.8時間の睡眠をとる。

⚫︎大昔から存在する食材(野菜、肉、魚、果物、木の実、きのこ、海藻)をたくさん食べる。
※人の手が加わった加工品をなるべく食べない。パッケージの裏の原材料を見る癖をつける

⚫︎1日5分でもいいから運動する。

⚫︎1人で読書をしたり、考える時間を作る。

簡単なことのようで、意外と難しいです。

これらを日常的に続けて、心身の健康が整って、やっと深い内省にたどり着くことが出来、本当に自分と向き合うことが可能になるのだと思います。

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