『多動力 堀江貴文』
20代の頃、海外旅行が好きでアジアの安宿に宿泊するのも好きだった。
でも、出産してから?年齢と共に?
『海外に行くとしたらハワイがいいな..』とか『海外の安宿に泊まるなら、同じ位の値段で箱根あたりの良い旅館に泊まりたいな..』と思うようになり、とにかく色々な国に行きたい!と思っていた20代の自分を信じられないなーと思うようになった。
帰りの空港に着いた瞬間に『あぁー次はどこに行こう!早く次の行き先を決めたい!』と思っていた当時に比べて、体力がなくなったのだなと実感していた。(そして、なぜか年齢と共にきれい好きになっている気もする。)
実際、子供がいて昔のように自由に動けないし、年齢を重ねるってこうゆうことなんだなとも考えた。
娘が2歳の頃、『たーい!』が口癖だった。
やりたいの『たい』だ。
フラダンス教室の前を通りかかると、『たーい!』と言って教室のドアを開けようとしたり、チャイルドシートのベルトを締めようとすると、『たい!!!』と言って激怒したり。
小4になった今も好奇心旺盛で、なんでもやりたいと言う割に飽きっぽいところがあり、少し心配していた。
そして2歳の時も現在も、なんでもやりたがるので正直、ちょっと面倒くさいな...と感じることもあった。
でも、これが本書で言われている多動力なのだと思う。
好奇心旺盛でやりたいことが次々に思いつくのはもちろん、飽きっぽいことも悪いことではないのだ。
ワクワクすることがたくさんあって、今何かをしているそばから、次のワクワクが見つかってしまう。
やってみて、なんか違うなぁーとなったらすぐに別のワクワクを試してみる。
そうすると毎日がワクワクして没頭できること、体感時間の短いことで埋め尽くされるようになる。
体感時間の長い退屈なことに、自分の時間は使わない。
『永遠の3歳児たれ』という著者の言葉を読み、2歳の頃の娘の様子を思い、好奇心旺盛で飽きっぽいのは、ワクワクできることがたくさんあって、彼女の目に映る世界はキラキラと輝いているからなのだなと感じた。
一方私はというと本書で言われている『海外といえばハワイ』というつまらない大人の発想(もちろんハワイはとても良いところで大好きだけど)にまさに陥っていて、行ったことのない国全てに行ってみたいと思う好奇心を失ってしまっていたようだ。
『永遠の3歳児たれ』という言葉を胸に刻み、興味の湧いたことには、全力でチャレンジ出来る自分でいたい。