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『これで金持ちになれなければ、一生貧乏でいるしかない。金川顕教』


私は、新卒で勤めていた会社で仕事をしている時、「なぜ、好きでもない会社の人と週に5日も顔を合わせなければいけないんだろう。大好きな彼氏や、家族、友達にゆっくり会える日は週に2日しかないのに。」と、いつも思っていた。
大学生の頃、ひと足先に就職した先輩達に「社会人になったら、時間がないから、今のうちに海外旅行とか行っとけ。」と言われたことを思い出していた。

そして先日、母に「孫達が中学生位になったら、一緒に韓国あたりに行こうよ」と言われた時、「いいね!行こう!」と言いながらも、「無理かもしれないなぁ」とぼんやり思っている自分がいた。

なぜかと言うと、子供が中学生になったら、今の職場で、パートから正社員にならなくてはいけないと思っていたから。
子供達は手がかからなくなる代わりに、お金がかかるようになるだろうし、収入を増やさなければならない。収入を増やすには、正社員になるしかない。
そして、今の職場で有給休暇をとって海外に行っている人を見たことがないし、そもそも連休をとることすら、難しそうだ。

週5日働かずに、それと同等、あるいはそれ以上のお金を稼ぐにはどうすれば良いか。
なんて、今までの人生で、考えたこともなかった。

自分の頭で、考え抜いて選択をするよりも、なんとなく流れに身を任せて、気に入らないことは、会社や誰かのせいにして、愚痴ってる方が楽だったからかもしれない。

私は自分の頭で考えることなく、大切な人と行きたい場所に行くという自由を、我慢するしかないと思っていた。

給料は会社から、もらうもの。
正社員で働くことが安定であり、正義。

知らず知らずに身についた、ものさしに縛られ、やりたくないことをして、やりたいことを我慢するのが当然のことのように思っていた。

やりたくないことはやらない。
他人ではなく、自分と向き合う。
諦めずに、常に行動する。

億万長者になりたいと思っているわけじゃない。
でも、本書を読み、自分の頭で考え抜いて、お金を稼ぐ事の重要性を、改めて肝に銘じた。

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