No.6/「なぜあんな切り返しができるの?」から始まる読書/【1秒で答えをつくる力】(著 本多正識)
『1ヶ月 毎日 本を読む』ルール
6日目はNSC伝説のお笑い講師 本多正識さんの【1秒答えをつくる力】という本を読みました。ルール確認!
【ルール】
・手に取ったら、まずなんで取りたいと思ったのか、読みたいと思ったのか自分の心を深掘りして記す
・丁寧というよりはザッと読む
・要約と感想を書く
(ダラダラ書かない為に20分制限を設ける)
です!
手に取った理由
本日は『伝説のお笑い講師』『思考の瞬発力を上げる授業』と言う帯のキャッチフレーズに惹かれて読みたいと思いました。常々、お笑い芸人さんはなぜ咄嗟に的確な話をできるのか、そして一言で面白い言葉が返せるのかと思っていたので、それを学べるなんて面白そうと手にとってみました!
第4章【端的に情報を伝える為に言葉を操る】レッスン第5章【1秒で答えをつくるための洗礼させる】レッスンを重点的に読みたいと思います。
要約してみる
お笑い芸人にとって大切な力はビジネスの場面でも多用できることをこれまで累計1万人以上のお笑い芸人に指導してきた著者がすぐに真似できるレッスンと共に教えてくれる。それは、
○実は待ち時間以上に最初の数秒で評価されること
○大多数がどうかではなく「分かってもらうための工夫」が大切であること
○偶の満点ではなく安定した7割の結果を出すこと
○自分の視点だけでなくプロデューサー視点で自分を見ること
など軽快にテンポよく全47レッスン【タイトル】→【導入】→【レッスン】→【まとめ】と進んでいく。
読んでみての感想
お笑い芸人さんのキングオブコントやM-1などの大きな賞レースで作り込んだネタも「ここで冒頭のあれ持ってくるのか!構成すごいな!」「タイミングバッチしだ!かっこいいな!」と思っていますが、普段の番組で見られるトークの切り返し能力も目を見張りますよね。
見ない日はないかまいたちさんのお二人をはじめ、フットボールアワー後藤さん、オードリー若林さん、南海キャンディーズ山里さん、ナイツの塙さん、サバンナ高橋さん、あげ出すと本当にキリがないです。
その極意を30年以上やってきた方がまとめて下さり本で読めるなんて贅沢な世界だ!と謎の感動をしながら読んでいました。
一番残っている話は冒頭の挨拶の話と、2つの準備の話です。
冒頭の挨拶の話で、いきなり『30秒で自己紹介して下さい』と言われた時に、ほとんどの方が上手くできない、まとまりがなく喋り終わらない、印象に残らない様な当たり障りないものになるといいます。もちろん事前にわかっていれば用意すると思うのですが、用意が万全にできないことも多々あります。
お笑いの世界、テレビの世界、ビジネスの世界では、その最初の印象でその後の仕事(トーク、出演、商談)に大きく影響があること間違いなしです。
しかしながら、これを意識できる人は少ないといいます。私自身も転職活動最初に自己紹介を、とエージェントさんに言われた時にあれもこれも言いたくなって結局何も相手に残らない様な話し方をしてしまう失敗をした思い出があります。これを気に転職活動用以外の自己紹介について30秒版、1分版、仲間内版、クライアント向け版など考えてみよう!と思いました。皆さんは自己紹介自信ありますか?(細かいテクニックもあるのでぜひ読まれてみて下さい。)
もう一つは、2つの準備の話です。万全の準備をいつでもできるわけではないと言う話を少し上でしてしまった後ですが、やはり一番大切なのは準備ですね。お笑いもスポーツもビジネスも受験も転職も、本番はほんの一瞬で、それをする為の準備がとても重要です。
著者は準備について2種類に分けられると言っていて、それは専門性を高める準備と平均値を上げる準備です。(専門性を高める→一つのことへの対策を徹底するやり方、平均値を上げる→多くのことを満遍なく対応できるよう備えること。)頭の回転の速さに直結するという意味では平均値を上げる準備が圧倒的に大切であるとが書かれており、私自身も「今、この期間はこの平均値を上げるための準備をしているのだな」と勝手に当てはめてやる気をアップさせることが出来ました!
まとめ
一朝一夕では身につけられないものですが、自身が今必要だと感じる部分を日々選び取りながらマネしていきたいと思います。
余談ですが、本日ちょっとサボっちゃおうかな星人が頭をよぎりましたが、初日に書いた【『1ヶ月 毎日 本を読む』を始めた理由とルール決め】を読み返すことで「よし!とりあえずやるぞ!』と始めることができ、本日も無事書くことができました。起点に戻る。初心に帰る。というのも大事ですが、起点を使っておく、残しておくことも大切だなぁと実感しました。誘惑が来ずとも見返したいと思います。
本日もお付き合い頂きありがとうございました。