カウンセリングデビューした日
仕事中に突然の電話。
次男の小学校の先生から。
「お兄ちゃんから暴力されてると聞いたのですが…」
ショックだった。
暴力、という言葉そのものが相当強い言葉だけど
事実、否定できない状況ではあった。
繊細で発達凸凹の長男は思うようにいかないとき
感覚過敏が発動したとき
手を出す、物を投げる、物を壊す
それが、次男に向かうこともある。
もちろん、次男を守るために
状況に応じて場所を変えたり、
そもそも部屋にある物を減らしたり、
それなりに対応できているつもりだった。
それでも次男のストレスははんぱなかった
わかっていたのに守りきれてなかった
自己嫌悪。
一瞬のうちにそんなことを考えつつ
先生にはありのままの状況を伝え、
後日個人面談のタイミングで話することになった。
そして面談の日。
長男のこと。夫のこと。
次男がいちばん大変な立場にいるのに、
次男のストレスをフォローしきれなかったこと。
次男が周りの大人にちゃんと自分の辛さを話せるんだとわかって、安心したこと。
わたしが全てを話したあとで先生は言った。
「大丈夫です、次男さんは、全部わかってますよ」
わたしは、先生の前で泣いてしまった。
今後の次男については、スクールカウンセラーのカウンセリングを勧められ、本人のためにはそれがいいと思い承諾した。
わたしは公的機関での面談についても勧められ、
それはそれで繋がってるから大丈夫と答えたけど
いまのわたしに必要だったのは
この日の先生のあのひとことだったんだと思う。
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