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なんじゃこの医者は!

それから数軒の心療内科の予約電話を入れながらやんわりとお断りされつつ、ようやく話を聞いてくれそうな病院を見つけた。石◯診療所という。グーグルマップで調べても入り口がわからない。看板もない(実は小さな看板はあった)。いちど来てください。既に7月16日になってしまった。入ったら受付が誰も居ない。待合室で待っていた。普通の学生さんとか若いお母さんが子供連れとかが待っておられました。至って普通。静かにクラシック音楽をかけたり。全身真っ黒のおばさんが受付に戻ってきた。ちょっと違和感。呼ばれて診察室へ入る。なんじゃこれ。診察室がゴミ屋敷。ガラクタだらけ。ギター、クレヨン、三角フラスコ、ノギス、工具類、変な健康器具。なんのために置いてあるのか?診察に使うのかも。よくわからない。その先生は1時間ほどわたしの話を聞いてくれたあとでこう言った。「不安神経症だ。薬を処方します」そんな病名を聞いたのははじめてでどんな定義なのかわからない。夜は眠れないことを伝えたら睡眠薬を出してくれました。不安神経症にはセパゾン。不眠にはサイレース。調べて見たらどちらも定番、古典的な処方らしい。先生から直接薬を受け取る。お薬手帳かにも記録に残らない。変だこれでいいのか?つづく…

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