薬を大量に飲み間違う母
たまたま実家に電話したら88歳の母の様子がおかしい。その日は太極拳なので朝食をとり痴呆の進行を止めるアリセプト(ドネペジル3mg弱めのやつ)を飲む。
これは先月お医者さんから処方されたもの。
最初は弱めのもので試してみて副作用とかみながら合わなかったら別の薬に変える。普通の処方だと思う。だが、もう立っていられないようで横になってぐったりしている。
たまたま午後に電話しておかしいのですぐに実家へ行く。どうやら薬が合わないのかな?と思ったが症状がひどい。
残っている薬の量が異常に減ってる。つまり指定された一日一錠なのに二錠も三錠も飲んでるようだ。
そりゃ吐き気、嘔吐、腹痛他いろんな症状が出るに決まってる。
妹が薬を一日毎のケースに入れて順番に飲むように言ってるが、どうやら飲んだ後すぐに同じ場所に補充して、飲んだかどうだかを忘れてまた同じ薬を飲むみたい。
自分でケースに自分で補充してしまうのだ。
これも緩い痴呆なのかな?
これからは、本人が自分で補充しないようにと伝えて安静にしていたらだいぶマシになりました。
以前亡くなった義父も、毎週土曜日の同じ時間にうちの家にやって来ていつも同じ話題をして一時間ほど、話は一巡してまたはじめから始まって一周。そろそろ帰るわと言って毎回必ず帽子を忘れる。老いて息子の嫁にイジメられつつほったらかし、実家の隣に住んでいるのに食事すら一緒しない。孫たちにはお小遣いやお年玉をせびられ。本人は嫁に怒られてパニックになる。
うちに来るのは息抜きなんだろう。話をちゃんと聞いてあげる。嫁の悪口とか、息子(義兄)の話とか孫の話とか。
寂しかったのだろう。わたしもそんな老人になるのだ。たぶん
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