V45 為になる本『血糖値を上げない肉食で糖質オフ大成功』
by 高雄病院理事長 江部康二
京都大学医学部卒 2019,0925 版
糖質制限食の第一人者
本書との出会い
糖尿病を持ち10年来の対策を実行(かかりつけ医院)中の友人と久しぶりにランチmeeting。小太りだった彼のスレンダーな姿にびっくり。詳しく聞いたらこの本を紹介してくれた。
現在の彼の体調(実行して10ヶ月目)
HbA1c 5.5 BMI 2.1 血糖値210→135
それまで飲んでいたサプリは一切飲んでいないと。
同じ持病を持つ小生も、実験開始した(2024年7月20日〜)
近々実験結果のreport発信予定につき御期待乞う!
【以下要約文】
高雄病院は1999~日本で初めて「糖質制限食」を取り入れ、薬ではなく半年で。
[以下江部康二氏のdata]
◯ 6ヶ月で体重10kg落ち、
◯ 1ヶ月でHbA1cが6.7→5.7%に低下の実績
◯ 視力・聴力の低下もない
◯ サプリメントも利用していない
◯ HbA1cは、5.6~5.9%を17年維持
高尾病院が「糖質制限食」に転換した理由
◯ アメリカ糖尿病学会のテキスト記載記事(2004年発行)
・糖尿病や肥満の原因は脂質や肉類の過剰摂取ではない
・原因は、食後血糖値を上げる糖質(ご飯・パン・麺類などの炭水化物や甘いもの)の過剰摂取と血糖値を下げるインスリン(肥満ホルモン)の過剰分泌である。
→→→摂取後血糖値を上げるのは、「糖質」だけ!
江部康二氏
52歳から17年間「糖質制限食」を続けた個人data
◯ 現在も超健康体
◯ 身長・体重は20代の頃と変わりなし
◯ 視力・聴力の低下なし
◯ 歯は全部残っていて、虫歯も歯周病もなし
◯ 毎日7時間睡眠で、夜中に尿意で目が覚めることもない
◯ 日常的に飲んでいる薬なし、サプリメントの利用もなし
◯ HbA1c値は17年間基準値内(5.6〜5.9%)を維持
江部康二氏の糖質制限のオススメ!
〜人類最強の健康長寿食〜
◯ タンパク質+脂質摂取を強化する
◯ 肉類をしっかり食べること
高尾病院で実施しているスーパー糖質制限食!1日の目標バランス
〜糖質をここまで減らせば、必ずやせる!健康になる!!〜
・糖質 12%
・脂質 56%
・タンパク質 32%
◯ 糖尿病判定基準HbA1c
<HbA1c値> <空腹時血糖値>
5.6%以下は正常 100mg/dl以下
5.6〜5.9 正常高値 100〜110
5.9〜6.5 糖尿病予備軍 110〜126
6.5〜以上 糖尿病 126以上
◯ アミノ酸スコア
〜体内で作ることができない9つの必須アミノ酸〜
【アミノ酸スコア100の食品】
⭕️ 肉・魚・牛乳・卵・大豆
❌ 食パン(糖質が高い)
❌ マーガリン(トランス脂肪酸が多い)
注)トランス脂肪酸は人工的に作られた脂肪酸、必須脂肪酸は体内で作ることができないのでしっかり摂る!
◯ 食物繊維
不溶性は水分を吸収して膨らみ、便通を促す。水溶性は水に溶け粘りができたベタものが時間をかけて腸へ移動。血糖値の上昇を緩やかにしてくれる。
◯ ビタミンC
タンパク質の合成を助けて、血液や血管、皮膚や粘膜を丈夫にし、免疫機能を高め、体内の酸化を防ぐ!
例)ピーマン赤・芽キャベツ・ブロッコリー・カリフラワー・ゴーヤ・ピーマン・紫キャベツ・ルッコラ・モロヘイヤ・冬取りほうれん草・獅子唐芥子・水菜・レモン・豆苗
◯ 糖質制限は「主食」「芋類」「お菓子」を控えることからstart
低糖質ならOkay!
例)ナッツ・チーズ・チリメンジャコ・茹で卵
・ 糖質が多く含まれているもの
例)サンマの蒲焼、鯖の味噌煮、佃煮味噌、
ケチャップ・ソースなどの調味料
注)人工甘味料は血糖値を上げないので、糖質制限食の味方です。蜂蜜・黒砂糖は血糖値を急上昇させる。
◯ 果糖
もっとも肥満を招きやすい糖質です。ブドウ糖は素早く体内に吸収され血糖値を上げます。(清涼飲料水に多く含まれるので要注意!)
◯ 糖質ゼロの蒸留酒
Okay!発泡酒・焼酎・ウイスキー・ブランデー・ヲッカ・テキーラ・ジン。つまみはチーズ・ナッツ・枝豆がbest3!但し、醸造酒(ビール・日本酒)はNG!
◯ 意外と糖質が多い食材
牛乳・かぼちゃ・ミニトマト・ごぼう・玉ねぎ・にんじん・レンコン・空豆・さつまいも・じゃがいも・長芋・とうもろこし・グレープフルーツ・バナナ・みかん・りんご・あずき
◯ 意外と糖質が多い加工食品
竹輪・かまぼこ・佃煮・ドライフルーツ・フルーツジュース・とまとジュース・小麦粉・片栗粉・春雨・ビーフン・きな粉
◯ 糖質量の多いSweets
大福・草餅・御手洗団子・羊羹・どら焼き・醤油せんべい・ビスケット・コーヒーゼリー・ドーナッツ・ポテトチップス・ショートケーキ・チョコレート・バニラアイス
kentakunte私見
糖尿病高値から糖尿病予備軍へそして糖尿病への経験をしてきた方やこれからこの道程を歩まれる方は2,000万人。(国民の約20%に充当)
下記糖尿病情報センター情報参照
そのほとんどが、不幸にも改善の成果がなく、あたえられた処方箋の薬を飲み続けているというのが実態ではなかろうか。 糖尿病とはそういう病なのだと、慣らされながら・・・
そして、私もそのひとり。いや、「その一人だった」と言いたい!高雄病院理事長江部康二氏の生dataを参考に忠実に実践する覚悟はすでに、できている。できれば、共に実行される方がいらっしゃれば心強い!どなたか実行意思のある方ご一緒されませんか?(変化data共有し開示報告が目的)
2024年7月29日 kentakunte(志水堅治)
mail mbbss73@gmail.com